スミスの本棚 『インテリアデザイナー・片山正通さん』

映画監督・本広克行さんからのご紹介

   

         インテリアデザイナーの片山正通さんです。

 

都内でお店で 思わず振り返りたくなるような場所は

実は、片山さんが手がけていた・・ということも多く、

海外では、ユニクロのNYやパリの店舗の斬新な設計が有名です。

今をときめく 売れっ子デザイナー。(陳腐な表現ですみません・・)

 

少し言葉を交わすだけで、その 人柄の良さが伝わってくる・・・ 素敵な方でした。

 

今回は、ご自身がデザインしたという

           東京・原宿にあるデザイン事務所にお邪魔しました。

 

外観は、とても落ち着いた印象なのに

         どこか洗練された香りが漂います。

 

建物の中には、海外で一目惚れしたという、

動物の剥製が何体も無造作に配置されていたり・・・

               片山さんの自由な発想の片りんが、あちらこちらに。

 

 

そんな片山さんが、とても刺激を受けたという本を 紹介していただきました。

     ↓     ↓       ↓

 

【 佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか? 】   著  佐藤可士和

 

以前、このスミスの本棚にも出演して下さった 佐藤可士和さんが

学生に向けて、「仕事との向き合い方」について一問一答形式で

ズバっと答えていく・・という一冊。

 

 

『 丁寧に包み隠さず、彼のかっこ悪いところも含めてちゃんと話してる。

  テクニックよりハート(心)の部分の大切さ、ビジネスマンにこそ

  読んで欲しい。 』

 

と語る片山さんは 以前、佐藤可士和さんとユニクロプロジェクトで

一緒に仕事を進めてきた仲。 同じクリエイティブな仕事をする立場で

共感できるところが多いと言います。

 

〇 いいものを生み出すには・・、

   自分のエゴや思い込みなどを、全部捨ててみる。

   そうやって追い込んだ先に見えてくる「本質」を見極めること

 

〇 夢は達成されたら、もう過去のもの。 終わりは無い。

  「常にまだ半分。」という気持ちで、次のステップに・・

 

〇 後輩には、テクニックや成功した人間の上手な部分ではなく、

   うまくいかなかったことを話して、一緒に悩むことが大切

 

などなど。

事実、会社勤めを10年以上経験している私にとっても

参考になることばかりで、働くことの意味を再認識させられる一冊です。

最後に、「デザイン」の役割について、聞いてみました。

 

欧米の追撃に、日本でもようやくデザイン力が見直され

購買につなげる重要なポイントだと認識されてきました。

今後。 もう一歩先の新たな可能性は残されているのでしょうか?

 

『 これからは、皆が幸せになれるようなデザイン。

  つまり、困っている人を助けることに貢献するべきでないか・・ 』

 

教育や、慈善事業などに対してもフィールドを広げ、

可能性を試したい、と 決してゴールを「手に届く場所」に置こうとはしない

片山さん。

 

 

世界中を飛び回る 多忙なスケジュールにもかかわらず、

今は「大学の教授」という立場で 、人材育成にも力を入れています。

 

『 デザインは、教えるということではない。 

  若い人達がやりたいことを見つけられる 手伝いをしたい。』

 

という言葉がとても印象的でした。

 

ありがとうございました!