スミスの本棚 『三越伊勢丹HD社長・大西洋さん』

クロスカンパニー社長・石川康晴さんからのご紹介

   

     三越伊勢丹HD社長 ・ 大西洋(おおにしひろし)さんです。

 

 

第一印象でも、長いインタビューが終わってからも、

「 なんて謙虚で穏やかで、温もりがにじみ出ている方なんだろう・・ 」

その場にいたスタッフ皆が、すっかり魅了されてしまいました。

実は今回のインタビュー。

伊勢丹新宿本店の、3月6日リニューアルオープンの前夜に行われました。

精神的にもピリピリしてしまうような 大変な状況の中・・・

にもかかわらず、大西社長はあたたかく迎えて下さいました。

( 結局その夜は眠れず、翌朝のオープンを迎えたそうです! )

 

 

できる限り、今でも自ら朝一番のお客さんを出迎えます。

そして現場に足を運び、社員と言葉を交わす。

 

『 どんなに多忙なときでも、ゆっくりとした時間を持たなきゃいけない。

  立ち居振る舞い、言葉の使い方ひとつも大切なんです。 』

 

そのことを、改めてご自身に気づかせてくれた一冊を、

ご紹介して下さいました。

 

 

【 禅が教えてくれる 美しい人をつくる所作の基本 】  枡野俊明 著

 

「禅の教えには美しく生きるための知恵がたくさん詰まっている」

と主張する僧侶、枡野俊明さんの著書。

 

日常生活の立ち居振る舞いそのものを整えることが、

そのまま禅の修業である

 

と、日常の所作に注目して、美しく生きるためのポイントを

提示しています。

例えば・・・

 

● 所作を整えることは心を整えること、所作を磨くことは心を磨くこと

● 所作・呼吸・心 は三位一体

  イライラしている人に、所作の美しい人はいない

● 日本語は類稀なる美しい言葉

  美しい言葉は、美しくなるための大きな武器

 

● 朝起きたら、窓を開ける

● 一日一回大きな声を出す

● 風呂敷を使おう

● 割り箸は最高のおもてなし

● 畳の縁をふまない

 

概念だけでなく、今日からでもすぐ実行できそうな

具体的な教えも盛り込まれています。

 

目新しい奇抜なことが書いてあるわけではありません。

「肉体・言葉・精神」を整えることで、自然と自分の人生を

より良く変えていくことができるのだと、気づかせてくれる一冊。

この中のいくつかの教えを 早速実践しているという、大西社長。

 

『 最後は人の心=信頼関係とか結びつきとか内面的な美しさが

  一番大事だと思っておりました。 

  ところが、心を映し出す所作=振る舞いが まずは大事なんだ

  ということに、はっとさせられました。 』 (大西社長)

 

 

百貨店の目指す「おもてなし」 を、今一度再考する上で

この考え方が、とても参考になったと言います。

言葉だけではない、「本当のおもてなしの心の真髄」を実現するためには

どうすればいいのか・・・大西社長の挑戦は続きます。