千客万来IN NY

NYは短い秋の季節。

セントラルパークの木々が黄金色に輝く時。
好きだなあ。この季節。

NY生活もあと2ヶ月。
感慨に浸るのにはもってこいのムード。
そんな中
日本から怒涛のごとく、友人がやってきた。

まずM姉さんが夏休みでやってきた

わーい。なつかしいぞ。
NYの仲間の絆は深い

われもわれもと、集まってきて、夜は宴会である。

さらに!
日テレの同期、大神いずみがNYに遊びにやってきた

わーい。嬉しいぞ。
同期の絆は、局をこえて深い。

NY観光はまかせろー。

さらに!
後輩の大江アナが、私の同期と仕事でアメリカへやってきた。
乗り継ぎでNYに一泊するので、ちょっとでも会えたらと。

わーい。楽しみだぞ。
なんてったって、かわいい後輩である。
何時頃つくの?


「あっこさん、夜中の1時ごろにホテルにつきます!で、次の日の早朝の便で帰ります!」

・\t・・・・・・・・・・・・・。

はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ?

なんと言いましたか?

夜中の1時ですか?

昼間じゃないのですか?

聞けば、アメリカにわずか2泊という強行スケジュール。
涙。である。

初めてのNYだし、街の雰囲気を味わうだけでも楽しいよね
せっかくだし、大神も付き合いなさい。
夜中の2時半、タイムズスクエアーで待ち合わせしよう。

意外なことに、NYはおしゃれな店は12時ごろに閉まってしまう。
だから夜中の3時からコリアンタウンで焼肉である。

さあ、行こう!
すると大江や大神が声を合わせた。

「あっこさん、歩くの早いです~。何でそんなに早足なのですかあああ?」

「え?どちらかというと私は君達のほうが歩くの遅いなーって思ってるんだけど」

「NYの人は歩くのが早いってききますけど、あっこさん、尋常じゃあありません」

NY生活も3年半。どうやら私もニューヨーカーにちかずきつつあるようだ
だってね、この街では、ランニングしてる人を除いては、走ってる人は皆無なのである

走ってる人がいたら、それは緊急事態をあらわす。

「誰かに追われているのか」
「警察に追われているか」のどちらかだ

それを知らず
NYにきた当初、寝坊して、まちを爆走していたら
とおりすがる人が仰天して振り返った


「どうした、どうしたっ大丈夫か????何かあったか?」

おじさんが心配して追いかけてきた。

どうしてなのかはわからない。
走るのはみっともないという、ニューヨーカーのプライドか。

「NYだと急いでても走れないから、その分、早歩きになるんだろうね」

そういって振り返ると、大江も大神もずーっと後ろを歩いていた。

さて、次の日は大神がアメリカンステーキが食べたいというので、有名なステーキハウスへ。郊外なんだよねーでもほんと、美味しいからっ

そういって夜遅く二人で地下鉄にのったときのこと。

「えー、@@は元気?」
「####はどうなってるの?」

もうねえ、話しが止まらないのよ。

しゃべるのが仕事だからかね、
相手が、ちょっと息つこうものなら、話題をかっさらい
話しが尽きないわけです。

しゃべるしゃべる・・・。



「大神っ待った!まずい、今、なんて駅?」

「ん?フランクリンAVとか書いてあるよ?」

「げっ?そんな駅聞いたことがない、この電車っ違うところ走ってるよ、やばいっ」

さっきまで、鈍行だった地下鉄が急に急行に変わって行き先も変わっているっ

やられたあああああああああああ
3年半いても、NYの地下鉄にまだひっかかる私はどうなのか。(過去のブログ参照)
降りると、同じ運命の人が数人、頭を抱えていた。


タクシーで行こう!
駅の外に出ると・・・


うひゃああああああああああああああ
ここはまた、アフリカンな人ばかりではないかああああああああ

むむう。
これはこわい。

確かに怖い。

大神の顔も恐怖でこわばっている。

やっぱり地下鉄だ。
ようやく45分後に店についた。

「地下鉄が信用できない街なんだね」

放心状態で大神がつぶやいた。

ごめんね大神
怖い思いさせてごめんね。
(私も久々に怖かった)


ここはいつだって緊張感が必要な街。
そして、人が絶えず流れていく街。

短いNYの秋がすぎ、まもなく凍てつく冬がやってくる。
そしたら、この街ともお別れである。