チャンピオンカーニバル


プロボクシングのチャンピオンカーニバルを、ご存知でしょうか?
1月から4月の期間に、各階級の日本チャンピオンが行う一連の指名試合です。

本来、防衛戦の相手を選べるのが興行主であるチャンピオン陣営なのですが。
王者は年に一度、コミッションの選んだ最強挑戦者と戦う義務を負います。
それが、指名挑戦者と戦う、指名試合と呼ばれるものです。

この義務は世界チャンピオンも例外なく負うことになります。
指名試合があるから、魅力ある、ファンの望む興行が行われます。
また、ベルトの権威も高まり、最強を改めて示すことになります。
指名試合は、チャンピオンが自らの価値を誇示する試合なのです。



その指名試合を一定の時期に集中して開催するチャンピオンカーニバル。
今年のチャンピオンカーニバル、第2弾を昨日(2月8日)観戦してきました。


日本フライ級タイトルマッチ。
清水智信チャンピオン(金子)vs小林タカヤス選手(川島)


王者・清水選手は、イケメンボクサーとして数々の媒体に出ていますので。
意外と女性に知名度のある選手ですが、もちろん実力も確かです。
世界タイトルマッチでも、内藤大助選手をあと一歩まで追い詰めました。

挑戦者も11連勝中と注目を集める存在。
去年は世界挑戦を控えた升田貴久選手に判定勝ちをして名を上げました。
WBAとWBC、両方で世界ランクに入っている上り調子の選手です。


しかし、その勢いも王者・清水選手がガッチリ受け止めて見せました。
試合は、7ラウンド59秒TKOでチャンピオンが3度目の防衛成功。



スピードスターの異名通り、速さで挑戦者を圧倒しました。
終始、ジャブを突き刺し続けたチャンピオン。
シンプルでありながら、速く正確なパンチをクリーンに当てていきます。

挑戦者も間合いを詰めて、大きなパンチをヒットさせる場面もありました。
しかし、その次を打たせないのが王者のテクニック。



試合後、安堵の表情で記者の質問に答える清水チャンピオン。
アウトボクシング一辺倒にならないことを意識して出来たと、手応えを感じていました。
言葉通りチャンピオンが自分のスタイルを貫きつつ、進化を見せた試合でした。

そして敗れた小林選手の闘志と、負けて尚潔い清々しさが印象に残りました。




清水選手所属する金子ジム会長(清水選手の後ろの男性)が報道陣に語ったところによると。
 ・今回の防衛を最後に、日本フライ級のベルトは返上の可能性あり。
 ・フライ級の世界王者は亀田兄弟。どちらでも、やれる自信はある。
 ・全ては「3度目の世界挑戦」を軸に話しを進めていく。
 ・元世界王者の坂田健文選手(協栄)とスパーリングを重ね世界レベルに近づけた。


世界のベルトであれば、どちらでも出撃OKという清水陣営です。
清水選手のスピードに亀田興毅選手が、どう戦うのか観てみたいですが・・・。
亀田興毅選手は、まずは暫定王者との統一戦が予定されているはずですから。
実現するとしても、もう少し先の話になりそうですね。