WBA世界ミニマム級タイトルマッチ。壮絶な打ち合いを制し、KO勝利!見事チャンピオンとなった八重樫東(アキラ)選手。
長男・圭太郎くんと。ベルトよりプレゼント??
4年前、当時最速プロ7戦目の世界挑戦はアゴを骨折する大けが。ベルト奪取はなりませんでした。
どん底を味わい、一時は引退すら考えた八重樫選手。苦しい時を支えてくれたのは、家族でした。
試合後、八重樫選手がこんなものを見せてくれました。
これで頑張れた。
「と、が逆ですよね~!ジャンピオンだし~」と笑った “おううちゃん”(おとうちゃん)。
これを力にして打ち勝てた。誰かのために、って気持ちは何よりも強いのかもしれません。
一夜明け・・・
翌日。秋晴れのなか会見が行われました。
「(チャンピオンの)実感がわかない」と話した八重樫選手ですが、ベルトを前にどこかほっとした表情が印象的でした。
かつて、大橋秀行会長が腰に巻いたWBAのチャンピオンベルト。それが20年の時を経て返ってきました。
そしてそれは松本好二トレーナーが、現役時代3度挑戦しながら手にすることの出来なかった黒のベルトでもあります。
勝利し、歓喜のあまりキャンバスに大の字になって寝ころんだ八重樫選手。
立ち上がり松本トレーナーと抱き合ったとき、八重樫選手はこう囁いたそうです。
「松本さん、黒のベルトですよ。」
「八重樫と、一緒に戦って来て本当に良かったし、嬉しかったですね。」
と松本トレーナー。
選手、会長、トレーナー、スタッフ。
ジムのみんなが一つになって手にしたベルトです。
4年前、私がリングサイドで聞いた、顎を砕くようなパンチの音。
どこか耳に染みついていたあの衝撃。
10月24日、それは「アキラ!」の大歓声によって、忘れることはないけれど、少し和らいだ、そんな気がします。
次は防衛戦はいつ?まさか統一戦??
ファンの期待は高まりますが、まずはゆっくり休んでください!
八重樫東選手、そして大橋ジムの皆さま、本当におめでとうございます!!