今日の用語は、こちら!
「配当利回り」
投資金額に対して、いくら配当がもらえるか、利回り換算したものです。
計算の仕方は、配当金を現在の株価で割るだけです。
たとえば、株価が1000円、年間配当が1株=50円のMプラス商事。
配当利回りは、50÷1000で5%となります。
東証一部の予想利回りは2.3%なので、それよりも高ければ割安と判断されます。
実際、東証一部の高配当利回りランキングを見てみると、6パーセント台の企業もあります。
お目付け役から一言!
「単純に高配当利回り順に買うというのは絶対だめ。いくつかのフィルターを通して見ないといけません。」
そこでマリコのポイント!今日は4つあります。
①財務体質をチェックしましょう。
資金繰りを円滑にするために、本業は非常に厳しい状況なのに、無理をして配当を出し、利回りを高くしているところもあります。
無理をしていないかどうか、財務体質をチェックするには、自己資本比率をみるといい。
※お目付け役からのポイント補足
「自己資本比率が極端に低い会社は、ほとんど借金で運営している会社なので、まず避ける。リーマン破綻後で一番潰れる会社が多かったのは配当利回りの高い会社が多かった。特に不動産。自己資本比率は高いに越したことはないけど、20~30パーセント以上のものならOKでしょう。」
②業績をチェックしましょう。
会社は、この期にこのくらい配当を出しますよ~と発表をしますが、それはあくまでも予定です。業績の変動によっては減配、または極端な場合、無配もありえます。
※お目付け役からのポイント補足
「問題ないのは、当然、増収増益のパターン。ちゃんと払われる可能性は高いです。」
③流動性をチェックしましょう。
配当利回りの高い銘柄は、流動性が低い新興市場のものが上位にくることが多いです。業績が悪化しても下方修正があった場合、すぐストップ安になることもあります。
④ボラティリティが高い銘柄は避けましょう。
ボラティリティ(価格の変動幅)が高い銘柄は、避けましょう。
お目付け役からの一言
「買うタイミングは、権利確定の二か月ぐらい前から仕込んでおくのが良い。3月に配当を取ろうと思って、3月に買ったりするのは遅い。株は、配当を織り込んで上昇するからです。」
次の配当は、9月なので、6月頃から戦略を練ってもいいかもしれませんね☆