目をそむけずに

ボディーガードに守られながら
気を失いそうな、悪臭の街をいった。


世界で2番目に貧しいと言われるカリブの国 「ハイチ」ハイチ取材 034.jpg



4月、食料を求めて暴動が起きた国。

「何が起きてるのか、取材をしたい」

食料危機はなぜ起きているのか
壮大なテーマだ。


「とにかく危険な街なので、ボディーガードを」

「死者もでた街だから、女性がいくなんてもってのほか」

「頭を打ちぬかれるよ」

出発前の夜は
「あ~もしかしたらNYに戻ってこれないかもしれないなあ」
なんて
ちょっと思ったりした。


アナウンサーになってからずっと「現場取材」で真実を拾い上げるのが
好きだった。

でも世界の最貧国に入る機会なぞ、ない。

日本にいたら遠い国。
NYにいたって気にしない国。

その国は、目を背けたくなるようなひどい状態だった。


道路はぼこぼこ
暴動で壊れた窓ガラス

ひどい暑さにごみの山
街は、悪臭に包まれて、

「これはひどいですね・・」

ペルー大使公邸事件など数々の危険を潜り抜けてきた
ディレクター 大長まりこもさすがに顔をしかめた

国連治安維持部隊が
街のいたるところに展開しハイチ取材 039.jpg



危険地域「レッドゾーン」の市場。
ボディーガードをつけて取材をする

いたるところに
緑色の悪臭を放つ、水溜りが・・・

うわああああ・・・・ぼこぼこ、泡がたっている。

「リポートをここで取りますね」

ああ、早く済ませないと
あっという間に人に囲まれてしまう。

異国の人間を見る住民の目は
するどく、さすがにこわい。恐怖を感じる。ハイチ取材 021.jpg


私からみたら

この市場は、地獄絵図だった
ごみの山の中で
ハエがびっしりたかった、牛の頭

劣悪な衛生状態

気を失いそうになるが
倒れたら、血だまりの中だ。

必死で目的のものを探す。

毎日2リットルの水を飲んでも
汗で出てしまうからトイレにいかない。

気をつけたにもかかわらず
お腹もくだした。


私たちが知らない
弱い国。



ここで拾い上げた真実は
「一国の政治判断と経済の意味」


ピュアな瞳の子供たち
未来が見えないこの国で、必死で命をつないでいる。
ハイチ取材 017.jpg


6月の2.3.4
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