こんな事は初めてです

骨身にしみる寒さである

マイナス6度。11月22日 008.jpg
今年も冬将軍の到来である



ああああ、
今年は短かったなあ


特に夏からの記憶の薄いこと。
リーマンが破綻した9月15日。
あの日が引き金になった金融危機で、世界が一変
9月15 020.jpg


連日パニック状態だったのだ

「中央銀行がまた新しい救済策を発表したみたいですっ」

「なんじゃこりゃっ、こんなことやっていいの?」

「前例のない手段みたいですよ」

「株価は暴落しています」


100年に一度の危機

ほんとに、ドラマみたいに、連日フル稼働だった。


そして
あれから2ヶ月

この凍てつく風に身を縮めて、物乞いをする人が増えてきた
急激な景気悪化。
人の話題もみーんな経済の事ばかりだ


だんながアメリカ人のK子さんはいう。
「うちは火の車よ、だってうちの旦那は自分の財産の9割を株に投資してたんだもん」

「うそっ9割? 今、株価が半分以下になってるってことは・・・相当きついでしょ。」

「信じられないよね。でもアメリカ人で貯金してる人なんて、ほとんどいないんだよ。みんな、何かしらに投資してるからさ。現金がなくて家賃が払えない危機だよー。」


そうなのだ。アメリカは投資国家。国民の多くは資産運用している。
貯蓄が多い日本人とのお国柄の違いだね。
だから株価の急落は想像以上に一般家計を圧迫しているのだ。



さらに、すさまじいリストラが追い討ちをかける。



取材したリーマンの社員によると
「昨日、となりに座っていた奴が突然いなくなりました。」

聞けば
「突然呼び出されてリストラを告げられると、もう自分の席には戻れず
ダンボールに荷物がまとめられ、そのまま追い出される」のだという。


次の瞬間、彼の籍は会社から消され、メールも使えなくなる・・・・・。


終身雇用が当たり前の日本ではありえないスピードで、
「さくさく」人が切られていく。いとも簡単に。送別会もなく。一瞬で他人。ぞっとする光景だ。

今、あちこちで
「あいつは大丈夫か?」

そんなささやきが聞こえてくる。


こんな状態だから
将来が不安。みんな買い物を手控えるのもうなずける。

だってね。

見てほしい。
今の時期だったら超満員のはずの百貨店の中が
がらっがらっ11月22日 002.jpg



さらに
極めつけはティファニー本店。

半年前にいったときは
歩けないほどの大混雑で・・・

係員が大声で叫んでいた
「エレベーターに乗り切りませんので、急いでる人はこちらの階段から降りなさい」

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

客を、5階から
しかもきったない裏口の階段から、降ろしますかああああああ?

ぶーぶーいいながら、みんな蒸し暑い階段をぞろぞろ降りたモンである。


ところが、今日。
ティファニーであくびをし、暇そうに肘をつく女性達がいた。
こちらもがらがらなの。目を疑ったくらい。


ものが売れないんだね。ほんとに。


だから
街じゅう、大セールで。

例えば
日本で買ったらきっと5万はするだろう、バナナリパブリックのドレスが
50%セールで

さらに自宅に届いた25ドルオフ券を使って

んでもって円高!


計算すると
結局、6500円!!!!

やすっやっすーい。
出血大バーゲンだっ。




でも・・・・・・

なんとなく、買い物意欲がわかない・・・・。
半年前の私なら飛びついている。



なぜ? 


先行きへの不安?



これが、アメリカを覆いつくしている。

この雲が晴れないかぎり

厳しい、凍てつく冬は長いものになりそうである。