再び戦う、その日まで

去年のこの時期には満開の桜が出迎えてくれた、栗東トレーニングセンター。

 

今年はまだその姿が見えません。

 

今週はクラシック第1弾「桜花賞」だというのに・・・。

 

それはまるで絶対女王の不在を嘆いているかのよう。

 

昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制し、2歳女王に輝いたレーヴディソール

 

(阪神JF出走前のレーヴディソール)

 

ここまで4戦4勝の彼女は、もちろんクラシックの大本命でした。

 

前走のチューリップ賞。

 

最後の直線、他の馬を一気に差しきった美しい末脚に、場内ではため息が溢れました。

 

 

しかし、先週の追いきり後に右前脚の骨折が判明。

 

クラシックは絶望的となりました。

 

でも・・・

 

レーヴディソールの競走生活が終わってしまったわけではありません。

 

絶対女王が再び競馬場に元気な姿を見せるその日まで、彼女の分までレースを盛り上げ、新たな女王の座を奪うべく、乙女たちが火花を散らします。

 

 

そんな乙女たちの姿を見るため、朝日が差し込むトレーニングセンターで私たちは待ちます。

  

 

 

朝7時。

 

最初に姿を現したのは、マルセリーナトレンドハンター

 

レーヴディソールと同じ、松田博資厩舎の2頭です。

 

「レーヴの分まで、私たちが頑張る!!」

 

と言わんばかりに、力強く駆け抜けていきました。

 

 

マルセリーナは、今年注目のディープインパクト産駒。

 

重賞初挑戦となった2走前のシンザン記念では、牡馬相手に3着。

 

続くエルフィンSを快勝して、能力の高さを見せ付けました。

 

(写真を撮る、私とディレクターさんの影が・・・)

 

 

トレンドハンターは前走のフラワーC、初めての芝挑戦で見事勝利。

 

デビューから手綱を取る岩田騎手は、

 

「初めから芝は合うと思っていたし、桜花賞も確実に狙えると思っていた。」

 

と力強く語ります。 

 

 

そして、

 

「レーヴディソールとまた戦うまでは、絶対に負けられない!」

 

と池添騎手が熱い思いを注ぐのが、

 

ホエールキャプチャです。

 

阪神JFでは、レーヴディソールに0.1秒差の2着。

 

前走のクイーンCを圧勝しました。

 

「ここで強さを見せて、レーヴディソールと頂上対決をする!」

 

その日が来るのが、私たちにとっても楽しみで仕方ありません。

 

(ホエールキャプチャを見守る、田中清隆調教師)

 

今年の桜前線は荒れ模様。

 

そんな中、今年一番に花を咲かせるのはどの馬なのか・・・。

 

一生に一度の大舞台へ、乙女たちが今、大きな一歩を踏み出します。