今年の新人は女性二人。もえこん。
いいね、ういういしいぞっ
おもしろくなった。 ①基本はナチュラルで!。 「ネイルアート」が流行り始めた頃だった。 おしゃれは先取りしなくっちゃっ。 わーい。 夏だったし、やしの木を 描いてもらおう! おおおおっ 指先が なんてトロピカル。 大満足である。
研修でアナウンサーの仕事について、教えているうちに
書き留めてみよう。
私が新人のスポーツアナウンサーだった時代。
爪に、ド派手な色をつかって絵を描いたり、グラデーションをつけたり。
青い海と、青い空もっ
アートの世界だ。
得意満面である。

その夜、スタジオで。
「セリーグの勝敗表を確認しましょう!」
フリップを指でさした。
巨人が現在トップですね。
あとを追うのはヤクルトで最下位は・・・・
―そして番組終了後。
プロデューサーがやってきた。
「おい、ささき 」
はいはい。
「不思議だなあ~ お前の爪には、やしの木が生えるのか?」
・・・・・
「んぁ~?不思議だなあ。なんで爪が青いんだろうなあ?」
お、おこってるーーーーーーーーーーー!!!!!!
どうやら、視聴者から苦情が来たらしい。
「あの女性アナウンサーの爪はなんなんだ!
爪に木が書いてあったり
青かったり(海よ 海!)おかしいと思わないのか。」
はい・・・。
プロデューサーは言った。
「お前と同世代のおしゃれな友達なら、かわいいとほめてくれただろうなあ
でも俺は、お前の爪見ると、とても違和感を感じるなあ」
すいませんっ・・・・
「いいか。テレビっつうもんは、男性 女性、子供からお年寄りまでいろんな人が見てるんだ。
お前はその爪で、緊急の重大な報道のニュースを読めるか?」
読めませんっ
「局アナは、誰からも受けいられるような誠実さや、清潔さが必要だと思うんだがなあ」
わ、わかりましたっ
1万円もしたけれど(涙)
明日すぐに落としてきますっ
こてんぱんに怒られて以来
私は、爪の色はピンクやベージュ以外 塗った事はない。
つめは本来のつめの色で。
メークはナチュラルに。
「自然な姿」が、好感度を高める第一歩かもしれない。