福原力也 東洋太平洋タイトルマッチ

先日行われたWBA S.フェザー級チャンピオン・内山高志選手の公開スパーリング。 

報道陣の前で内山選手(写真右)と拳を合わせた選手が福原力也選手(写真左)です。

W世界タイトルマッチが組まれている9月20日(月・祝)のさいたまスーパーアリーナ。

同じ日に、東洋太平洋タイトルマッチも2つ組まれています。

福原選手は、その一方の東洋太平洋S.フェザー級王座決定戦に出場します。

 

涼しげな風貌とクールな振る舞い。イケメンボクサーとしても知られる福原選手。

ボクシングファンの間では、同時に悲劇のボクサーとしても有名でしょう。

 

 

5年前に日本王座に就くまでは順調だった福原選手のボクシング人生。

世界を見据えながら重ねるはずだった防衛戦で、運命が一転します。

 

スピードと強打を兼ね備えた福原選手の、その才能に身体が悲鳴をあげました。

 

試合中に、自らのパンチの衝撃で右腕を骨折。

続行不可能となりTKO負け、王座陥落。

リハビリを乗り越えた矢先に、さらに悲劇が待っていました。

またしても、試合中に同じ箇所を骨折してしまったのです。

 

 

選手生命に関わる大怪我を、復帰後すぐに繰り返してしまいました。

しかし、状況を淡々と受け止め、黙々と復帰に向けて動き始めたのです。

 

当時のことを聞いてみました。

 

「・・・普通、辞めるのかもしれないですね。なんだろう。」

 

「あきらめ、つかなかったですね。周囲の期待も感じていたし。

病院で話しを聞きながら、復帰しないと、って思いました。」

「内藤さんもいたし、年齢的にまだいけるし。5年かかるなんて言われたら・・・

諦めてたかもしれないですけどね。良い先生にも出会えて、いける、と。」

 

大きな手術あとの残る右腕でカウンターをあわせる福原選手。

そのスピードは世界チャンピオンでジムメイトの内山選手も舌を巻きます。

 

 

絶望的な環境に陥っても、諦めきれなかった夢、世界チャンピオン。

年下の内山選手が先にその座を掴んでみせたことについて水を向けると。

 

「ボクサー皆が追いかける夢だけど、モヤがかかってるような目標だったんです。

けれど内山のおかげで、身近なリアリティーのある目標になりましたね。

チャンピオンになって、内山の存在は大きくなりました。感謝していますよ。」

 

 

2度も絶たれかけた選手生命。

リハビリ期間は、生きているけれどボクサーじゃなかったと言います。

いま味わう、減量や練習の苦しみ、試合の緊張感・・・。

それら全てから、現役ボクサーとしての実感を得ているという福原選手。

 

そして、自然と口を突く「感謝」という言葉。

 

 

東洋太平洋のベルト獲得は、世界挑戦へ向けた大きな前進になります。

福原力也選手が、悲劇のヒーローから真のヒーローへ。

9月20日。夢に向けて、大きく確かな一歩を刻みます。

 

 

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