NYでマーケット番組を担当し始めた頃
聞きなれない言葉に、驚いたものだ
「今日の株式相場、ダウはどんな展開でしたか?」
解説者に質問するでしょっ
すると、
「今日は終日、もみ合いとなりました・・・」
も、もみ合いっ?
もみ合いですかっ?
もみ合うのですか?????
だ、誰と誰がも、もみ合うのですか?
・・・・・・・・・・・・・
表現がっ
変ですからーーーーーーーーーーーーー。
日常会話でこんな表現、使いませんからーーーっ
私は、正しい日本語の担い手であるっ
誰もが聞いてわかる表現や、言葉を使わねばならないっ
頭を抱えていると、
「そうよね~変よね~、マーケット用語って独特なんだよね」
M姉が、笑って賛同してくれたものだ。
だが、
どの世界にも、「専門用語」というものがあるっ
結局、私は仕事上、これらの表現と付き合っていかねばならないわけで、
毎日、相場とにらめっこするうちに
ニュアンスはわかってきた。
ようは、株価が一定の 範囲を行ったり来たりを繰り返している相場をさすわけで、
「何なんだよ、お前、ユーロが不安だろっ 株買える状況かよっ」
「何言ってんだよ、アメリカの景気は 案外いいんだよ。QE3もあるぜっ。 決算みろよ、いまは買いなんだよっ」
なーんてかんじ。
うんうん、いい材料・悪い材料同士が ケンカしてもみ合いになってるイメージだね。
最近はもみ合いというより
日経平均は、朝、大きく下げるか上げて、そのまま終日、動かない日が多い
アメリカ時間とユーロのちょうど間の時間帯。
国内に材料があまりないなら、
東京時間は投資家にとって、休みをとる時間なのかもしれないね。