今回はボブスレーのご紹介です♪
下町ボブスレー、クールランニングなどで知っている!という方もいらっしゃると思いますが、
オリンピック以外ではなかなか見る機会がありませんよね。
そこで、今回はボブスレーの楽しみ方をご紹介します☆
・・・と言っても、私も最近勉強したばかりなのですが。
訪れたのは、長野県にあるボブスレー・リュージュパーク。
年末にここで全日本選手権が開催されたんです。

ここは、日本でボブスレーの練習ができる唯一の場所。
大雪が降ったこの時、
凍った雪に足をとられ2回も転倒しました。派手に・・・
(助けてくださった見知らぬ方々、ありがとうございました!)

さて、ボブスレーの見どころと言えば!
まずは、スタート地点☆
最高時速140km~150kmにも達することから、氷上のF1とも呼ばれるボブスレー。
競うタイムはコンマ何秒の世界。
そこで何より大切なのが、スタートなんです。
なぜなら、
スタートタイムの差は、ゴール時には5倍にもなる!
と言われているからです。
これがスタート地点。

ここで加速を付けるのは、後ろに乗り込むブレーカーの仕事。
ブレーカーには、パワーと速さの両方が求められます。
元陸上選手やアメフト選手など、他競技からの転向も多いポジションです。

わずか50m~60mに全力を出し切るため、試合前の集中は相当なもの。
海外選手では声を出したり、自分の体を叩いたりして気合を入れるブレーカーもいるそうです。
スタート地点は緊迫感が漂い、迫力も満点!!
選手たちがどんな表情でどんな行動をしているのか注目しながら、
どれだけのタイムが出るのか見てみると、面白いですよ♪
そしてもうひとつが、
コントロールの上手さ☆
こちらはパイロットの役目です。
パイロットは、左右2本のハンドルでボブスレーに付いたエッジを操作します。
時速100kmを超える中で、冷静な判断が必要なポジション。
各会場によってコースの形状が違うため、
パイロットは毎回レース前にコース横を歩いて上り、形状をチェック。
イメージトレーニングをしているんです。

それぞれのコースにある特徴的なカーブは、パイロットの腕の見せ所!!
ずっと見ていると、
スムーズに走り抜けるチームと、壁にぶつかってタイムロスするチームの違いがよくわかってこれまた面白いんです♪
「おっ、今のはスムーズ!」
「あ~、ちょっとミスしちゃったね・・・」
なんて言いながら見られるようになったら、あなたもボブスレー通☆(笑)
日本代表のパイロットは、今回が5度目のオリンピックとなる鈴木寛さん!
鈴木さんはボブスレー界の第一人者。
これまでずっと日本を引っ張ってきたエースです。
一度は現役を引退しましたが後継者が育たず、
このままでは日本のオリンピック出場権が危ういと、再び競技の場に戻ってきました。

練習環境の難しさもあり、なかなか若手育成が難しいボブスレー。
オリンピックでもっと注目されれば、興味を持ってくれる人が増えるかもしれない。
鈴木さんはボブスレー界の未来を背負って、エースの覚悟を持って5度目のオリンピックに挑むことを決めました。
鈴木さんを支えるのは、世界陸上でも活躍した宮崎久さんと佐藤真太郎さん、
そして若手のホープ、20歳の黒岩俊喜さんです。
このチーム、本当に明るいんです!!
談笑しながらトレーニングをしたり、ボブスレーのメンテナンスをしたり。
鈴木さんも、これまで以上にバランスの良いチームだと自信を持っています。
もちろん!身体能力の高さは日本トップクラス!!
スタートタイムをさらに上げるため、残り少ない本番までの時間をトレーニングに費やしています。
抜群のチームワークと日本トップのパワーから繰り出されるパフォーマンス!
過去最高の結果に、期待です☆
代表の皆さんのキャラクターにも、ぜひ注目して見てくださいね!
きっとあっという間にファンになってしまうと思います☆