ジャパネスクvol.30 文楽Ⅲ

Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 ちょっと前の話ですが、国立劇場に文楽を見に行ってきました。

 人生2度目の文楽、「着物を着ていくぞ~!」と気合を入れていたのですが、その日は朝からバタバタと忙しすぎて、着替える時間が無くなってしまい仕方なく洋服で。。。

 

演目は

 「傾城阿波の鳴門」十郎兵衛住家の段

 「冥途の飛脚」淡路町の段/封印切の段/道行相合いかご

 

いずれも駄目男の話。

「傾城阿波の鳴門」は、国元に残してきた娘を、娘と気付かずお金目当てに殺めてしまう駄目男の話。

「冥途の飛脚」は、近松門左衛門の名作で、通称「梅川忠兵衞。遊女梅川に惚れ込んで、他人のお金を使い込みにっちもさっちも行かなくなり、梅川と心中する駄目男忠兵衞の話。

 

 どうしようもなく駄目な男、そんな男に最後まで尽くし命まで捧げる寛大すぎる女。。。昔の女性は懐が深かった。。。自分も含め、今の女性と照らし合わせるのはやめておこう。。。

 

さて、人生2回目の文楽観賞ながら、できる後輩増田様のおかげで、楽屋デビューを果たしました!!!

増田に人形遣いの吉田勘彌さんを紹介して頂いたのです。(←増田に敬語!もう本当に感謝感謝!)

 

勘彌さんが素敵!若者がお洒落で髪を染めている様にしか見えませんが、勘彌さんは57歳。こんなにかっこいいロマンスグレーを見たのは初めてでテンションが上がりました!


 そして勘彌さんが優しい!人形を持たせていただきました。ずしっと重く、数分で腕が辛くなってきました。。。人形使いの人たちは、この人形を長時間動かしているんですね!

勘彌さんの左手に注目してください。人形の着物の中、頭部の下の部分で背骨のような棒を握り、指の動きで表情を変える。人形に魂を吹き込むには相当な経験が必要なようです。


次回は人形遣いの動きもしっかり観察してみよう!と思ったのでした。