ジャパネスクvol.36 「気ままにアートめぐり」


Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 先日ブリヂストン美術館で開催されている「気ままにアートめぐり-印象派、エコール・ド・パリと20世紀美術」に行ってきました。開館60周年を迎えたブリヂストン美術館のマスターピースが一挙に展示されています。

 

 私は今年3回目の訪問だったので見覚えのある絵画も多く、「はじめまして」の感激はやや薄かったものの、初めての夜のブリヂストン美術館訪問にテンションが上がりました。毎週金曜日は夜8時まで開館しているんです。金曜日の夜に1人美術館でのんびり絵画鑑賞、ゆっくりと時の流れを感じられる贅沢な時間!完全に自己満足の世界で浅はかですが、ちょっといい女になった気分を味わえます!

 

 さて今回のジャパネスクは、そんな私の最近の「気ままにアートめぐり」について。

 まずは大好きな世田谷ボロ市。1578年に北条氏政が楽市を開いたのが始まりで、400年以上の歴史があるんだとか。


 骨董品やボロ布の露店が並びます。ボロながら、素敵な器も沢山あります!ボロながら、結構いい値段しちゃいます!ボロながら、なんて言ってはいけませんね。

 ボロ=古き良きもの!使い捨てでは無かった時代の空気を感じられる素晴らしい伝統行事です!

 

 続いてはガラッと変わって、表参道のスパイラルビルで開催されている「石本藤雄展 布と器 冬」について。

石本氏はフィンランドの「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーとして活躍した後、陶器メーカー「アラビア」で陶芸作品の制作をしている、海外で活躍する日本人アーティストです。2011年には旭日小綬章を受賞されています。

 可愛らしいデザインから発せられる力強さに不思議な魅力を感じました。東北の陶芸作家で構成される「炎の作家」の作品から感じるパワーと何かが共通している。フィンランドの冬は寒くて長い、日本の東北と同じです。「寒いところで生まれた作品には、力がみなぎっている」この思いが益々強くなったのでした。

 

 こちらは冷たい大地に息づく小さな命を象徴する、想像上の花や果物を題材としたレリーフ。フィンランドの可愛らしさの中に日本のお干菓子を連想させる、さすが!

 

 こちらは見ているだけで元気になる布のデザイン。


 私の後ろの柄は、マルメッコで働きたいとフィンランドに渡った石本氏が、1976年にマルメッコに最初に採用されたデザインだそうです。

 同じ年に生まれたからか、このデザインに妙に愛着がわきました!


 以上、気ままにアートめぐりでした。