ジャパネスクvol.39 初煎会

 

Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 週末に黄檗賣茶流(おうばくばいさりゅう)のお茶会に参加しました。

 黄檗賣茶流は仏教の中で日本に3派ある禅宗のうち「黄檗宗」の流れを汲むお茶の流派です。黄檗賣茶流の茶会への参加は2回目なのですが、私、2回目にして凄い体験をしてしまいました。

今回の茶会は「初煎会(はつせんえ)」というもので、年に一度だけ家元のお手前が見られる貴重な茶会なのです。煎茶の作法は全く分かりませんが、有難く家元が点てて下さった一杯のお茶を頂きました。

 

 この「初煎会」、家元のメッセージが散りばめられていました。

 飾られた茶花は餅花に松。「お正月らしく可愛らしい組み合わせ!」と喜んでいたのですが、家元からのメッセージは更に深い。

 

 「餅花を飾る時は、同じ空間に彩りのある花を飾ってはいけません」とのこと。餅花は雪深い東北の冬に彩を添えるものとして用いられたものなので、同様にシンプルに松と組み合わせ、東北の景色を演出したそうです。「年の初めに、改めて東北の人々に思いを馳せながらお茶を頂きましょう」と。

 

 そして急須の下に敷かれた器は1500年以上前にダマスカスで作られた器。シルクロードを渡って日本にやってきたものだそうです。

 

今、激しい騒乱が続くシリアの首都ダマスカスからやってきたもの。

「モノ・文化が作られ、伝わり、継承されるのには長い時間がかかる。でも壊されるのは一瞬です」私たちはしっかり認識しておかないといけないと。

 

「漢字や呉服など、漢の字や呉の服、日本には他の土地で生まれた文化をも守っていく伝統がある。」昔から伝わる”モノを大切にする心”それこそがジャパネスクですね!