ジャパネスク vol.58 京都展


Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 日本におけるハロウィンは、せいぜい子供たちの仮装イベントでしょ、との認識でいた私。

 ハロウィンっていつだっけ?と鈍い反応で迎えた1031日。会社帰りの電車の中で沢山の大人お化けと乗り合わせ、日本におけるハロウィンの認識を改めたのでした。

 ちなみにこちらはティンカーベルの姪っ子天使と、謎の仮面の甥っ子天使。


 

 非日常って楽しいですよね。ということで、今回のジャパネスクは私の大好きな非日常スポットである京都について。よく晴れた休日の朝、上野の東京国立博物館で開催されている「京都展」に行ってきました。

 

 京都の雰囲気や伝統文化が大好きな割に、京都の歴史に明るくない私。国宝級のお宝を見ても、スケール感や美しさには感嘆する割に、鑑賞の仕方が雑な私。

上野の「京都展」はそんな私にぴったりの展示でした。重要文化財の洛中洛外図 舟木本は、いきなり本物を見るのではなく、本物を見る前に巨大スクリーンの部屋が用意されていて、高精細画像で屏風絵の細部を映し、見るべきポイントをクローズアップしています。熱気に包まれた京都の生活を巨大スクリーンで見ると、躍動感あふれる人々の息使いまで聞こえてきそう。その興奮をまとったまま本物と対峙すると、大雑把な私でも真剣に細部を見てみたいと思えるのです。

 

そしてもう一つの驚きは、龍安寺の石庭が、ほぼ実寸大のままに巨大スクリーンに映し出されていお部屋。石庭の映像は定点観測された映像を何倍速かで再生され、四季の移り変わりを視覚的に体験。さらに台風の雨音なども再現され、聴覚でも四季を体験。臨場感たっぷりに、龍安寺にいるような気持ちのまま歩を進めると、次の部屋で本物の龍安寺の襖絵を鑑賞。大雑把な私も、足を止めて襖絵の細部まで見たくなるのです。

 

近代技術と伝統文化の融合、まさに21世紀の美術展。展示作品の数は限られていますが、大満足の非日常体験ができました。