ジャパネスクvol.60 「点描画


Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 嫌いな食べ物はありませんが、腐りかけの果物はちょっと苦手です。柿にしてもミカンにしても「熟したほうが好き」派も多いですが、私はゴリゴリ硬い柿や酸っぱい蜜柑が大好きです。そんな私ではありますが、週末に外苑の散りかけの銀杏並木を見に行きました。見上げるとちょっと寂しい感はありましたが、黄金色の絨毯は見事でしたよ!

 

 そんな黄金色の絨毯に負けない輝きを放つ展覧会に、行ってきました。国立新美術館で開催されている「印象派を超えて~点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」。

いつも通り、点描画=スーラでしょくらいの知識しかもたずに乗り込んだ私。解説を読んで初めて、点描画の緻密さや大変さを知り、画家の偉大さを知ったのでした。

 

絵の具は何色か混ぜていくと暗い色になっていく。点描は絵の具をキャンバスの上で重ね、見る人の視覚の中で色が混ざり合うので、混ぜていくと明るくなるのだと。

 

点描画は画家がインスピレーションの赴くままに色を重ねているのだと思っていた・・・ゴッホは毛糸を使って色彩を重ねる研究をし、スーラは筆触分割の技法や光学理論を追求し緻密な計算の上で色を塗り重ねたのだそうです。

 

銀杏の葉っぱが何枚も重なり陽光に照らされ輝きを放つのとは違い、画家たちは対極の色を近くに置くことでそれぞれの色を際立たせて光を作り出すようです。うぅむ、奥が深い。