スミスの本棚  Vol 15

 

夏休み特別版 1回目のゲストは 

宇宙飛行士の『 野口聡一さん 』

 

お忙しい中テレビ東京にまでお越しいただき、約1時間のインタビュー。

本当に、ありがとうございました!

 

 

野口さんは「紳士さ」と「真摯さ」両方を兼ね備えた方。

どんな質問にも、大きな心で真正面に受け止め、

誠実に答えて下さる姿勢に感動しました。

「普通の人でも宇宙に行けるんだ・・」とおっしゃっていましたが、

多くの中から選抜され、過酷な訓練をくぐり抜けてこられた

その精神力の強さ、タフさ、協調性、自主性、状況を把握して対応

する力・・・ どれをとっても

やはり、普通以上のものが備わっているのだと確信しました。

                                                                                

 

宇宙飛行士は「待つこと」が仕事でもある。

野口さんの場合、約10年経って1回目の挑戦。

14年経って2 回目・・

その間、常に訓練しながら評価され、その孤独な戦いの中で

「自分の目標」を作っていく・・

それが、宇宙飛行士の仕事の本質だと。

 

だから、「競争相手は常に昨日の自分であり、明日の自分でもある。」 

・・これは、精神的に相当タフでないと、

絶対に乗り越える事が出来ないですよね。

 

 

更に。      

「リスクがゼロにならないのも、この仕事」というように、

死の覚悟は常にしていて、必ず「遺書」を残して旅立つそうです。

これには、ちょっとビックリしました。

 

 

 

単に宇宙への憧れだけではなく、

世界中の人と一緒に多国籍の大型プロジェクトに参加する・・

そんな現実的な仕事として「宇宙飛行士」を捉えていたという野口さん。

 

でも。

「地球って、ものすごく眩しくてキラキラ光っている。

 エネルギーがすごい!」

目を輝かせる野口さんの表情が、

インタビューの中で、一番心に焼き付いています☆

 

 

 

そして、「ハッチを開けて、初めて宇宙に出た感想は?」との問いに

 

「宇宙船が命の世界だとすると、船外は間違いなく死で満たされた世界。

 そして目の前に広がる地球は、命にあふれた世界。

  その生と死のコントラストが強烈な印象だった。」

 

 

目を閉じて想像するだけで、ぞくぞくします!

おそらく想像をはるかに超えた、

インパクトの大きすぎる体験なのでしょう。

特に欧米の宇宙飛行士の中には「クリスチャン」が多く、

この体験によって「神」への信仰心が増し、

帰還後の人生が一変した人もいるとか。

 

 

そういった「宇宙体験が人生観にどう影響し、

帰還後の人生がどう変わったのか」ということを、

インタビュー形式で聞き取りまとめた一冊が

『 宇宙からの帰還  』

今回ご紹介して頂いた本です。

 

 

初めて高校生の時に手にし、宇宙飛行にリアリティーを感じることが出来た。

同じ本を、再び宇宙で読み返す・・

それだけでも、何だかロマンを感じますが、

やはり当時と今とでは、宇宙飛行の経験者も増え、作業の難易度も変化、

その後の人生に与える「質的な変化」も変わってきている・・

じるそうです。

 

 

当時より、得られる感動は少なくなっていくのかもしれないが、

『それでも意味があって、僕たちはそれを続けていくんだ』 

その野口さんの言葉に、私は、

宇宙飛行が、これからの私達の生活に大きな変化を与えてくれる、

重要な、そして現実的な段階に入ってきたことを意味しているのだと・・

未来への決意のようなものを感じました!

 

 

 

野口さん。

貴重なお話をありがとうございました!

ぜひ、また番組にいらっしゃってください。

 

 

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