ジャパネスクvol.37 白隠展


 

Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 今年のお正月は実家で姪っ子&甥っ子と過ごしました。

「笑う門には福来る」新年早々はちきれんばかりの笑顔に包まれ、水原家は縁起のいいスタートをきりました!

 

 こちらの写真は天使たちを寝かせつけようとしている図。


 何故か楽しくなってしまったようで寝る気配なし・・・完全に失敗です。

 

天使たちのこの笑顔、最近どこかで見かけたような・・・

そうだ!Bunkamuraの「白隠展」のポスターだ!!

禅画にはあまり興味が無く、白隠の事も知らなかったのですが、縁起が良さそうだと「白隠展 禅画に込めたメッセージ」を覗いてみることにしました!

 

 禅を一般の人たちに分かりやすく伝えるために書かれたものが禅画の始まりと言われていますが、もう白隠さんは天才です!禅画に全く興味の無かった私も、一瞬で禅画が好きになりました!美術館で吹き出した経験は恐らく初めて、この布袋さんの表情にやられてしまいました。

 

 その後も思わず微笑んでしまう禅画の応酬。大道芸をしながら物乞いをして金持商人の変わりに神社に参拝したという、ほぼ裸の《すたすた坊主》。極めてだらしない風貌の布袋様。下心がありそうな表情を見せる寿老人。会場を1周したら、幸せな気持ちでいっぱいになりました。


 

白隠は、現在の臨済宗の僧侶たちの系譜をさかのぼると全て白隠に行き着くほど重要な人物なのだそうです。厳しい修行の末36回の悟りを開き、80余年の人生を民衆教化に捧げ、1万点以上の書画を残した白隠。偉大な人ほど偉ぶらないとは言いますが、この偉ぶらない禅画を描くためにどれだけの努力をしたのだろう、この偉ぶらない禅画によってどれだけの人が救われたのだろう。

思わず笑いを誘う禅画から白隠の並々ならぬ努力と意思を垣間見て、2013年一層の努力を心に誓ったのでした。