ジャパネスクvol.51世田谷美術館

 

Japanesque外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気

 

 

日本百貨店協会が19日に発表した5月の全国百貨店売上高は約4847億円、前年同期比2.6%増と2カ月ぶりにプラスに転じました。アベノミクスでの円安・株高基調は調整局面に入りましたが、引き続き好調な「美術・宝飾・貴金属」が23.3%増と過去最高のプラス幅を示したほか、「衣料品」「身の回り品」など主要5分野の売り上げが全面的に増加したということです。

 

「百貨店」に活気が戻ってきていると聞いて、懐かしい記憶が蘇りました・・・

私の祖母は明治生まれ、百貨店が大好きでした。夏休みに帰郷すると、必ず訪れたのが大阪三越。祖母は着物を着て、母と私もお洒落をしていきました!お昼ご飯は大食堂で「本日のお勧め品」を食べ、おもちゃ売り場で迷子になって叱られるのはお決まりのパターン。昭和の良き思い出の場所として、百貨店は外せない場所だったのです。

 

 ということで、今回のジャパネスクは百貨店について。

週末、世田谷美術館で開催されていた「世田美が、百貨店のフタを開けてみた。」展に行ってきました。

 1831年に京都で創業した高島屋の歴史が詰め込まれた展覧会。

 美術館が少なかった頃は百貨店が文化の発信地であったという事を示すには余りある豪華な収蔵品の数々。日本画・洋画・染織作品・呉服など、明治以降の人々の心を躍らせた「百貨」が揃っています。民藝運動に深く関わった河井寛次郎が初めて個展を開いたのも高島屋だったそうで数多くの作品が展示されていました。

 

 「百貨」という言葉は、美術品の多彩さを示すだけではなく、明治・大正・昭和それぞれの暮らしぶりをうつす品々も展示されていました。

 こちらは1912年から1940年頃のポスター。いずれも可愛い!

 

 平成の今も百貨店は挑戦を続け、私たちを楽しませてくれています。でも、古きよき時代の味を残してほしいと願ってやまないのです。