マリコのまーけっとゼミナール~WTI~

今回の用語はこちら!

 

 

WTI West Texas Intermediate

 

 

原油価格の代表的な指標です。

原油価格=WTIと言われていますが、

実はこのWTIが先月前半頃から下落を始め、現在7ヵ月ぶりの

安値水準なんです。(数字は全て、オンエア時のものです)

 

ここで、まずWTIとは、アメリカ テキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出される原油で、ガソリンや灯油などを多く取り出せ、高品質なことが特徴です。

ニューヨーク商品取引所で、先物として取引することが出来ます。

先物市場の情報量や、取引量が圧倒的に多いWTIは、原油価格の国際指標としてみられてきました

ですが、調べてみると、最近は少し状況が変わってきたことが分かりました。

 

世界3大原油指標と言われているのが、WTIと、ヨーロッパの北海ブレント、そして中東産のドバイ原油です。

今まで、この北海ブレントとドバイ原油は、大体WTIの価格と同じ動きをしていました。

ところが、最近の価格の動きをみてみると、WTIと北海ブレントで差がでてきていて、現在は15ドルほどWTIのほうが安くなっているんです。

 

いまは 世界の需給の関係をみるならば、WTIよりも北海ブレントの方が、正確に反映しているといわれています。

 

 

マリコの疑問その1

「なぜ最近は、WTIよりも北海ブレンドの方が世界の需給の関係を正確に反映しているの?」

 

実はWTIは輸出をほとんどしていないことが大きく影響しています。

アメリカは、国の政策で原油を原則輸出できないことになっています。

つまり、アメリカ国内でしか消費されない「ローカル原油」なんです。

一方の北海ブレントは輸出を前提に生産されていて、ヨーロッパ域内を越えて輸出されています。

で、例えば、イランの国際情勢で中東原油が輸出できない状況になれば、そもそもWTIはアメリカ国外に輸出できない、となると北海ブレントに買いが集中します。こういったことから、ブレントの価格のほうが高くなっているんです。

 

お目付け役からの一言!

そもそも景気がそこまで良くないということもありが、リーマンショック後にアメリカの自動車の使用量が減っていることも上げられる。ライフスタイルが変わり、需要と供給のバランスが変わった。

現状をみても北海ブレントのほうがWTIよりも取引量が多い。

「WTIはアメリカ経済を正確に反映するけど、

世界経済を見るには国際需給を正確に反映している北海ブレント」

 

マリコのプチ疑問その2

「ちなみになんで原油の単位はバレルなの?」

英語で“たる”を意味するんですが、昔、石油をシェリー酒の空たるに入れて運んだからだそうです。そんなことがあって国際単位となりました。

ちなみに、1バレルは約159リットルです!