
#114 森山直太朗さん
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■プロフィール
森山直太朗
1976年生まれ、東京都出身。
大学時代より本格的にギターを持ち、楽曲作りを開始。
ストリートやライブハウスなどで音楽活動を経て、
2002年10月、ミニアルバム
「乾いた唄は魚の餌に
ちょうどいい」でメジャーデビュー。
翌2003年「さくら(独唱)」で大ブレイクを果たす。叙情的な詩世界とその独自な歌声が注目を集めた。
その後もコンスタントにリリースとライブ活動を展開。
2005年には、音楽劇「森の人」を成功させ、好評を博す。今年6月、2年3ヶ月ぶりの新アルバム
「あらゆるものの真ん中で」を発表し、9月からコンサートツアー2010「真っ白な鳩を九十九羽飼っていて」が始まる。
今回のゲストは、歌手の森山直太朗。フォークの女王、森山良子を母に持つ。
しかし、小・中学生の頃には、母親が有名人であることが、コンプレックスになっていたという。友達とカラオケに行くと母親の曲を入れられ、いじられるのが嫌だった。
しかし、今では親子でステージに立つこともあり、親子関係は良好。そして最近、直太朗は母親から、母が息子の為にしていた意外な気遣いについて、告白を受けたという。そこには共に歌手として活躍する森山親子ならではのエピソードが……。
直太朗の最新アルバム「あらゆるものの真ん中で」には、ここ数年こだわり続けている
直太朗の音楽感が色濃く出ている。
アルバムを聞いた川井郁子は、直太朗の自然に響く声を“楽器でいえば名器、持って生まれた才能”と称賛。直太朗は、真っ白な自分を手に入れて、自分を無にして歌うことの大切さをとく。
かつては人前で歌うことに抵抗を感じていた直太朗が、歌の魅力を知るきっかけになったのが、フォーク界の鬼才、友部正人。彼の曲「こわれてしまった一日」のビデオクリップを見て、言葉では語りきれない圧倒的で独自の世界観に衝撃を受けたという。
今回は、友部正人の1991年の曲、「こわれてしまった一日」を川井郁子のヴァイオリンとコラボレーションする。
- ♪こわれてしまった一日 (友部正人)
作詞・作曲 | : | 友部正人 |
ボーカル&ギター | : | 森山直太朗 |
バイオリン | : | 川井郁子 |
#113 矢野沙織さん
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■プロフィール
矢野沙織 サックス奏者
1986年東京都出身
9歳の時にブラスバンドでアルト・サックスを始める。
チャーリー・パーカーに衝撃を受けジャズに傾倒。
14歳でビリー・ホリデイの自叙伝に感銘し、自らジャズクラブに出演交渉を行ってライブ活動をスタート。
16歳でジャズの名門SAVOYレーベル日本人アーティストとしてデビューを飾る。
日本にとどまらずニューヨークでもライブを重ね、着実に評価を高めている新世代のサックス奏者。
今回のゲストは、サックス奏者の矢野沙織。
ジャズの名門SAVOYレーベルからわずか16歳でメジャーデビューを果たした、ジャズ界の新星である。そんな矢野が伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイへの思いを熱く語る。
矢野がビリー・ホリデイを知ったのは14歳の頃。自叙伝を読んで多大な影響を受けた矢野は、東京のライブハウスのほぼ全てに電話をかけて、演奏させてもらえるよう売り込んだという。当時中学生の矢野を唯一受け入れたのが、ジャズ愛好家も認めるライブハウス
「カフェ・クレール」。ここでの演奏がきっかけとなり、矢野はプロミュージシャンの道を歩み出した。オーナーと矢野の父親が、当時の矢野の印象や音楽センスについて語る。
矢野は、ビリー・ホリデイの魅力を語るのは難しいという。
チャカ・カーンやエラ・フィッツジェラルドのような技巧派ではなく、音域も狭くて暗いため爽やかだと思ったことはない。それでも、ビリー・ホリデイにはたまらない魅力があるという。矢野を虜にする秘密とは?
川井とコラボする曲が、ビリー・ホリデイの十八番である「ラバーマン」。ビリー・ホリデイを最初に聞いた頃からずっと好きだというこの切ない名曲を、川井のヴァイオリンとコラボレーション。ジャズ特有のアドリブ演奏も披露する。
また、「ナイト&デイ」も演奏する。
- ♪LOVER MAN (ビリー・ホリデイ)
アルトサックス | : | 矢野沙織 |
ヴァイオリン | : | 川井郁子 |
ギター | : | 細野よしひこ |
#112 セルジオ・メンデスさん & キマグレン
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■プロフィール
【セルジオ・メンデス】
1941年、ブラジル生まれ。
アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトらと共にボサノヴァブームを巻き起こした生きる伝説。
1966年発表の「マシュ・ケ・ナダ」は世界的大ヒットを記録。以後、多彩な楽曲をアレンジしヒット作品を連発。
2006年には、R&Bやヒップホップの豪華アーティストをゲストに迎えたアルバム「タイムレス」を発表。
今年、新アルバム「ボン・テンポ」を発表するなど衰えを知らないブラジル音楽の巨人。
【キマグレン】
逗子育ちの幼なじみであるイセキ(Vo&G)とクレイ(Vo)の2人で2005年に結成。
2008年に発売したシングル「LIFE」が大ヒットし、数々の新人賞を受賞。同年紅白歌合戦初出場を果たす。
また故郷の逗子海岸にて、毎年夏に開催される、海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の経営も手がける。
2010年6月新曲「リメンバー」を発表。夏を代表する
アーティストとして活躍を続けている。
今回のゲストは、セルジオ・メンデスとキマグレン。セルジオ・メンデスが1966年に発表した「マシュ・ケ・ナダ」は、世界中にボサノヴァブームを巻き起こした。
この曲を、デビュー時から演奏してきたキマグレン、そして川井とともにスペシャルライブを披露する。
ブラジル音楽界の巨匠セルジオ・メンデスの凄さは、そのアレンジにある。サンバやジャズ、ソウルなど様々な音楽をボサノヴァに昇華させる類い稀なセンスは、未だに衰えを知らない。川井もクラシック音楽を自分の世界にアレンジすると話し、セルジオ・メンデスからアレンジの極意を教わる。また、メロディが最も大事であるというセルジオ・メンデスが、音楽への熱い思いを語る。
大の親日家だというセルジオ・メンデスは、20回以上も日本を訪れコンサートを行っている。さらに、ハリソン・フォードとの意外な関係も明かす。
「マシュ・ケ・ナダ」は元々1963年にジョルジ・ベンジョールが生み出した曲である。
その後セルジオ・メンデスが神業的なアレンジをし、世界的大ヒットを記録。さらに2006年にはヒップホップと融合し、新たなファンを獲得した。
キマグレンは毎回ライブでこの曲を演奏し、客と一緒に盛り上がるという。
セルジオ・メンデスと日本のミュージシャンが、コラボライブでこの名曲を披露する。さらに、リハーサルでの即興演奏の模様も特別に公開する。
- ♪マシュ・ケ・ナダ
作詞・作曲 | : | Jorge Ben |
演奏 | : | セルジオ・メンデス(Vo&Key) キマグレン(Vo&G) 川井郁子(Vn) グラシーニャ・レポラーセ、ケイティ・ハンプトン(Vo) フセイン・ジフリー(Vo&Ba) マイク・シャピロ(Dr) ギビ(Per) |
#111 石丸幹二さん
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■プロフィール
1965年愛媛県生まれ。
1990年、東京藝術大学在学中に劇団四季の
「オペラ座の怪人」でラウル・シャニュイ子爵役に抜擢され舞台デビュー。
以降、「壁抜け男」「アスペクツ オブ ラヴ」など数々の作品に主演。
2007年末に劇団四季を退団後は、舞台だけでなく、テレビや映画など映像にも活躍の場を広げている。
今年デビュー20周年を迎え、音楽活動を本格的にスタートさせた。
今回のゲストは、俳優の石丸幹二。劇団四季の「オペラ座の怪人」でデビュー後、看板俳優として活躍。2007年の退団後は映画やドラマにも出演し活動の場を広げている。ミュージカル界のトップスターの、常に新しい道を求め続けてきた意外な素顔に迫る。
石丸は音楽との関わりが深く、幼いころから数多くの楽器を演奏してきた。ピアノから始め、トロンボーンやサックス、チェロを経て、最終的にサックスで東京音楽大学へ。今回、スタジオでその音色を披露する。
様々な楽器を経験した石丸だが、あるとき“自分の声という楽器”に興味を持ち、歌の道へ。東京音大を3年で中退し東京芸術大学声楽科に入学する。同時期に東京芸大に所属していた川井と、知られざる芸大生の実情を語る。
デビュー20周年の今年、石丸は本格的に歌手活動を開始した。これまでミュージカルで歌い続けてきた石丸が、改めて歌手として歩み始めた理由とは。
コラボレーションで美声を披露する1曲は、日曜洋画劇場のエンディングテーマとして知られる「ソー・イン・ラブ」。なかにし礼の情熱的な訳詞にのせて、川井との官能的なライブで魅せる。
- ♪So In Love
作詞・作曲 | : | コール・ポーター |
日本語詞 | : | なかにし礼 |
ボーカル | : | 石丸幹二 |
ヴァイオリン | : | 川井郁子 |
ピアノ | : | フェビアン・レザ・パネ |