雲の糸

あらすじ

白綱島出身の人気アーティスト・黒崎ヒロタカ(濱田岳)は、7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明の状態に陥った。遺書はなく、マスコミは事件の可能性もあると報じた。
有名になったヒロタカにとって、故郷は知られたくない過去だった。まだ赤ん坊の頃、母の律子(麻生祐未)が起こした事件のために辛い少年時代を送った場所だったからだ。

1カ月前、ヒロタカは同級生の的場裕也から電話を受けた。裕也の父が社長を務める的場鉄工所は島の大企業で、今年創立50周年を迎える。その記念パーティーにゲストとして来てほしいという。ヒロタカは事務所を通すよう頼むが、強引な裕也の依頼を断りきれなかった。
重い足取りで故郷に降り立ったヒロタカ。島の人々の盛大な拍手や歓声に迎えられたが、どうしようもない居心地の悪さを覚えていた。そんな彼の身に、一体何が起こったのか…?

登場人物

  • 濱田岳
  • 主演 磯貝宏高 / 黒崎ヒロタカ
    濱田岳 白綱島出身の人気アーティスト。人殺しの息子と言われ、少年時代はいじめられていた。
    高校卒業後、島の人間と会わずに過ごしてきたが同級生の的場に誘われ、島に帰ることとなる。
    コメント 湊さんの世界観、そして初めて演じさせていただく役柄、緊張する要素が沢山あった中、監督はじめスタッフの皆様と共に、短い期間ではありましたが、丁寧に、臨ませて頂きました。
    「みかんの花」、「海の星」と合わせて、この「雲の糸」も応援して頂けると幸いです。
  • 内山理名
  • 磯貝亜矢
    内山理名 ヒロタカの姉。白綱島で働いている。
    律子が犯した罪の真相を知っている。
    コメント 今回、湊かなえさんの作品に初参加させて頂き、その舞台が湊さんが生まれ育った因島ということで、肌で島の空気を感じながら演じる事が出来たことは、とても贅沢な時間でした。
    私は濱田岳さん演じるヒロタカの姉を演じさせて頂きましたが、深く閉ざしているヒロタカの心を姉でしか出来ないやり方でぶつかっていくラストシーンは、言葉ひとつひとつ大事に演じさせて頂きました。そしてこの因島を感じさせるラストシーンを撮りながら海に夕陽が落ちていく瞬間は、主人公ヒロタカの生きようとしている力強さと一体になり、是非皆さんに見て欲しいシーンです。
  • 大野拓朗
  • 的場裕也
    大野拓朗 的場鉄工所社長の息子。ヒロタカの同級生。
    会社の50周年記念パーティーのため、ヒロタカを強引に島へ呼んだ。
  • 井頭愛海
  • 磯貝亜矢(回想)
    井頭愛海 亜矢少女期。
  • 西岡德馬
  • 的場社長
    西岡德馬 的場鉄工所の社長。
    会社創業50周年の記念パーティーを開く。
  • 麻生祐未
  • 磯貝律子
    麻生祐未 ヒロタカの母。
    過去の罪を島で償い続けている。
    出所してからずっとフェリー乗り場で掃除の仕事をしている。

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