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クラウドワークス
クラウドワークス

皆さん、こんにちは。クラウドワークス、吉田と申します。

クラウドワークスは、安倍首相が設定した第1回日本ベンチャー大賞の審査員特別賞をいただきました。また日経新聞のほうでも、第2のソフトバンクということで、急成長しているベンチャーという形で取り上げていただいています。

実際にソフトバンクワールドというフォーラムで、孫さんや、ジャック・マーさんと並んで、我々設立3年ながら、ご講演させていただきました。

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12月12日に東証マザーズに上場致しました。赤字上場という形でした。本来、東京証券取引所は会社を保証するものですから、赤字のままですとそういった上場というのはなかなか承認いただけないのですが、IT業界ではサイバーエージェント以来14年ぶりという形で、証券会社からお話をいただいています。

クラウドソーシングというものはまだまだなかなか聞きなれないと思いますので、ご紹介ができればと思います。

インターネットがなかった時代、20世紀、インターネットがないということは紙で情報管理をしていました。紙というのは上に行くほど情報が集まります。営業マンが日報を提出すれば、営業部長がみんなの日報を持っている。あるいは、行政に関していえば、私、地元が神戸なのですが、地元のお祭りの情報なんかも、結局、行政が情報を集めて回覧板が回ってくるまで待たないといけない。だから、20世紀は個人が情報を発信するにはほとんど手段がなかったわけです。新聞に投書するか、ラジオに投書するかという形だったのです。

インターネットによって個人が圧倒的に地位が向上しています。個人で情報も発信できますし、個人で情報を取りにいくことも直接できて、会社や国に依存しなくても動けるようになってきました。

という中で、実際に今、チュニジアのジャスミン革命では、フェイスブックやツイッターで待ち合わせをしてデモを成功させたとか、グーグルやアマゾンは企業が国を選択している時代の象徴です。グーグルは今、会計上、日本の売り上げをオランダに全部つけています。アマゾンはアメリカに全てつけています。皆さんのお手元のスマートフォンでアマゾンで本を買うと、日本という土地にいるにもかかわらず、アメリカに納税をしていると。地元のコンビニとかで買えば日本に納税されるということで、土地に関係なく納税先が変わるということがインターネットによって起きています。

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さらに、先ほど申し上げたとおり、国や企業にとらわれず、個人と個人がつながるというシェアリングエコノミーという流れが今、加速しています。

NHKの「クローズアップ現代」で2年ほど前に特集されたんですが、このAirbnbというのは、個人の部屋の空き枠、息子が東京に出て1部屋があいているみたいなものを世界中の旅行者に対してダイレクトに貸せると。この後登壇されるヤフーのサービスでヤフーオークションというものがありますが、ヤフーオークションは個人の余っているものを直接売買できるというサービスですが、それの部屋版がAirbnbというサービスですね。さらにその車版がUBERということで、そういった個人の資産をインターネットによって直接売買する、シェアするという流れが加速しています。

実際にUBERは今、時価総額、最新で4兆円とか、Airbnbは1兆円ということで、ANAやイーオン、NECなんかが時価総額1兆円ぐらいですけれども、それぐらいと同じような会社がここ数年で急速に立ち上がってきているということで、このシェアリングエコノミー、個人の資産のシェア、これが非常に大きな流れになっています。

その中でクラウドワークスは、クラウドが扱っているサービスをクラウドソーシングというんですが、個人に対してダイレクトにお仕事が頼めるというもので、いろいろな企業が無数の人たちに対して今、仕事を頼み始めています。

いろいろな仕事が発注されていて、実にクラウドワークスだけで、個人でも、在宅で、時間と場所にとらわれずに年収1,000万円を実現している人がもう誕生しているんですね。思えば、10年ほど前に、楽天さんが登場したときに、インターネットで物なんか買うかというような疑問を抱く方はたくさんいらっしゃいましたけれども、今、日常になっています。それと同じように、今、インターネットで働くなんてできるの? というお声をいただくのですけれども、既に年収1,000万円を実現していらっしゃる方がもう登場しているということです。

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企業から見ても持たざる経営がどんどん加速しています。

不動産をもともと持っていたものが賃貸になり、そして、時間貸し、こういったイベントルームとか、貸し会議室、漫画喫茶、カラオケ、全て土地の従量課金、使った分だけ払っていきます。それと同じように、人材、アイデア、技術、正社員だったものが、29年前に契約社員が生まれ、そこから6兆円市場になって、そして、インターネットによって、頼んだ分だけ人に働いてもらうというモデルが今、誕生しています。

クラウドソーシングが企業経営にもたらすメリットはいろいろあります。個人に対して圧倒的にコストダウンできます。一方で、企業の中で解決できない課題を世界中の技術者に聞くというオープンイノベーションの流れもあります。企業としては、経済産業省、ソニー、伊藤忠、フジフイルム、ヤマハ、TBSと、こういった大企業が個人に仕事を発注しています。例えば、経済産業省さんが発注したのは神戸の在宅デザイナーで、仕事を受けてから納品まで1回も東京に行きませんでした。つまり、経済産業省さんの仕事をする個人が誕生しています。

もう政府も6省、我々のクライアントで使っていただいています。また、地域の活性化にも使えるということで、20以上の都道府県でも使っていただいて、ソニーの活用事例、ソニーが個人に発注したということで話題になったりとか、車の広告が出たりという実績があります。

こういった大企業が何で突然個人の力を使い始めたのでしょうか。

皆さんご存じのとおり、20世紀は大企業の正社員という肩書が、一番信頼があり、そこから出ると、クレジットカードもつくれない、ローンもつくれない、お金も借りられない。何でこれを突然使い始めたのかということです。これは世界にもっと大きな変化がございました。私自身、新卒でパイオニアに入りました。パイオニアですと、工場とか本社とか営業店、全て土地と人件費を持って製造原価があるから、これだけ販売しないと利益が出ないということから、販売計画を立てて、製造原価から価格を決めていたのですが、そういったモデルが今、崩れ始めています。

本も同じように製造原価から価格を決めていたのですが、今、アマゾンが電子書籍を1冊9.99ドル一律で販売する。出版社の意向を無視してやり始めました。これ、出版社と大戦争になっている。さらに一歩進んで、アマゾンはアメリカで月額10ドルで10万冊読み放題という電子書籍読み放題のサービスを始め、知のあり方が変わってきているわけです。

音楽でも同じ流れがあります。昔はCDを買っていたんですが、Spotifyというサービスが今、日本に上陸すると言われています。これは月額10ドルで20万曲聞き放題です。聞かれた分だけアーチストにお金が払われるということで、買ってもらえないのです。聞かれた分だけなので、聞かれた後に1円も入らない。そういうことが始まっています。これは映像でもHuluというサービスがありますが、月額1,000円で5,000本見放題というような形で、結局、物の原価がその原価で売れなくなっているということで皆さんが悩んでいるというのが日本の製造業のもともとの原因になっている。

その答えの1つがクラウドソーシングにあると思っています。スターバックスは2008年経営危機を迎えたときに、ハワード・シュルツさんが社長に復帰をして、製品を見直すのではなく、顧客との関係を見直そうということを提唱されました。これによって、顧客との対話サイトでMy Starbucks Ideaということで、スターバックスのいろいろな体験をユーザーさんと一緒につくろうという動きになりました。その中からご当地マグカップというものができて、もうスターバックスが観光地の目的地になりつつある。このスターバックスのマグカップが目当てで行くということで、コーヒーの消費じゃなくて、体験の消費に変わってきているわけです。

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ウォルマートも、いわゆるコモディティー、差別化がない状態の商品を扱っていますが、ゲット・オン・ザ・シェルフということで、棚に何を並べればいいか皆さん教えてくださいということで、ユーザーさんとともに商品をつくるということを始めています。

NASAも、火星上陸の課題を公開して万民に聞くと。昔だったら宇宙開発競争でアメリカ、中国、ロシアで戦っていたものが、そうではなくて、オープンイノベーションで、誰が参加してもいいからこの課題を解決しようよという姿勢になっています。GEも、航空機や医療機器のそういったプロフェッショナルの分野の開発を世界中にいる800人の個人とコラボレーションしています。こういった流れで、クラウドソーシング、個の力を活用するというのが非常に加速しています。

我々が、今までにボンカレーさんのキャッチコピーコンテストの事例があります。パッケージに書くキャッチコピーを皆さんの力で考えようというのをやったのです。これ、予算10万円にも関わらず、1週間で4,900もの提案が集まりました。

ボンカレー、おもしろいことやるじゃないかとみんながわくわくしているのです。こんな形で、皆さんの声でつくりました、皆さんのお力でできましたという共感が価格の源泉になる時代がやって来ているというふうに考えています。

実際にこのような形で、アップリカさんがベビーカーの次世代のデザインをユーザーさんから募集ということで、全国のママさんとかプロのデザイナーがこぞってこうやってアイデアを応募してくる。あるいは、スパイク・ジョーンズの映画で日本のプロモーションに使っていただいたり、ユナイテッド航空が羽田-サンフランシスコ線の販売戦略アイデア募集で活用しました。それ、御社で考えることでしょうみたいなところはあるんですけれども、それをユーザーさんに投げ出すことで、ユーザーさんがおもしろいじゃないか、ユナイテッド航空やるな、みたいな感じになってきている。さらに、ネスレさんも日本での商品開発をユーザーさんとやりたいと。スイスの世界最大手の飲食メーカーが個人の力を活用して物をつくっていこうということで、アンケートとかアイデア、デザインというものを個の力を生かすということで、いろいろなところで使っていただいています。

なので、単純にインターネット上に個人の知恵が存在するだけですので、クラウドソーシングを使えば、日本の製造業、ものづくりをもっと活性化できると考えています。現在、政府、行政、上場企業をはじめとする5万社を突破して、ここから10年で1兆円規模になると予想されています。

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最後に、一方でこれによって個人の働き方も劇的に変化する。約8割が東京以外で受注しています。地域活性化にダイレクトにつながるわけです。ですので、地域の行政と手を組んで、岐阜県、福島県南相馬市と手を組んで震災復興とか、あるいは宮崎県日南市と手を組んで、企業の誘致ではなく仕事を誘致せよと。個人でもインターネットを使えば日本中の人たちと仕事ができるということで、月収20万円の人を生み出すプロジェクトをやっています。

また、年齢も関係ないです。最高年齢85歳までクラウドワークスで働いています。70代でクラウドワークスで収入を得ている方はたくさんいらっしゃいます。シニア層の3分の1が、在宅で毎月20万円以上の収入を得ているんです。

退職してからプログラミングを勉強し、今、3本ぐらいiPhoneアプリをリリースした方がいます。余生を送るつもりが、テレビ取材も受けて非常に楽しくなってきたと。

埼玉の主婦の方は、筆書きのデザインで全国40店舗の看板やロゴをデザインしているんです。彼女はこういっていました。「地元で、会社に個人で訪問しても、42歳の主婦、に仕事なんかない。クラウドソーシングがあれば、そういうスキルがダイレクトに役に立つ」。つまり、そういった事を認めてくれるということで、若者、女性、シニア、フリーランスに対してあらゆる人が時間と場所にとらわれない収入を得られる機会をつくっているのです。

今後の日本社会の見通しと課題なのですが、20世紀は、先ほど申し上げたとおり、正社員にいかに位置づけるかで決まりました。子育てをすると、3年間は正社員のブランクがある、では、正社員は無理なので、派遣ですねという形で、この階段を1回おりるとなかなかもう難しい。

ところが、今年、正社員比率が50%を切ると言われています。では、気づいたら、残り55%の方が、働くインフラってないですよね。それを我々は民間の力でインフラとしてつくっていきたい。

なので、我々は働き方を変えたいと思っています。今年中に、介護や子育てで、正社員から離職したけれど、クラウドソーシングを使えば、例えば年収で300万や、企業との仕事の実績で、このスキルのデータを使って正社員にまた復帰することが可能なんじゃないかと思っているのです。そうやれば、個人がライフスタイルのイベントに合わせて多様な働き方が選べる時代になると思っているのです。

その中で、仕事だけじゃなくて、教育や社会保障の取り組みを開始しています。個人の在宅の人はやっぱり孤独ですから、人とのつながりとか、あるいは守られるというものがまだまだない。ということで、クラウドワーカー向け保険ということで、企業の社員じゃないと入れない団体保険、企業保険というものを在宅の個人にも同じ条件で入れるようにしました。このような形で、我々、クラウドソーシングを通して、300万社の企業と1億2,000万人に新しい働き方を提供していきたいと思っています。

私自身、今、40歳です。37歳で起業しました。インターネット業界で37歳で起業したというのはなかなか遅いです。

私、これまでに何度も起業に失敗をしてきて、直前は、36歳のときに、役員が取引先を持って出ていって、社員もみんなやめて、マンションのオフィスに1人になりました。そのときに、人生行き詰ったなと思ったのですけれども、上場企業から年末にお歳暮をいただいたのです。マンションに1人でいたのすごくうれしくて、そのときに、今まで自分の中で少しお金だとか社長だとか上場だとかいろいろなものにとらわれていたのですけれども、結局このお歳暮のように、人の役に立って、人から「ありがとう」と言われるような仕事をしたいということで、そこから思い立って、全ての資産を投げ打って、車も売って、全部ここに投下して今回チャレンジをしています。

そういったときの体験を忘れないようにということで、「ありがとう」ボタンというのをつくっていまして、お金が届くだけじゃなくて「ありがとう」が届くということです。これが、150万回、今、押されているのです。

インターネットによってお金だけじゃなくて気持ちが届くようなプラットフォームにしていきたいということで、36歳1人のところから去年これだけの方々が集まっていただいて、新しい働くチャンスが生まれたよ、ありがとうということを言っていただいています。

クラウドワークスは、「働く」を通して人々に笑顔を提供して毎日頑張っておりますので、もしよろしければ使ってみてください。ありがとうございました。

※本サイトに掲載の役職・肩書き・講演内での情報は平成27年2月11日当時のものです。

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