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11月22日 第25回
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「シアバターでガーナを元気に!」

開発途上国の生産者から適正な価格で取引することで、現地の生活支援などにつなげるフェアトレード商品。元青年海外協力隊員の前田眞澄さんは、ガーナの特産品シアバターを使った化粧品のフェアトレードを行っています。番組では、ガーナに対する前田さんの熱い想いを紹介します。

佐藤「今日は海外の製品がたくさん売っていたお店があったので、奮発してこんなに買っちゃいました。ん?これ何か書いてあるな。フェアトレード?」

愛知県名古屋市、JICAなごや地球ひろばの中にあるフェアトレードショップを訪ねました。開発途上国で作られた様々な商品が並んでいます。フェアトレードとは直訳すれば「公平な貿易」。開発途上国の人々と適正な価格で継続的に取引し、生活支援などに繋げています。この店で今、注目を集めているのがシアバターを使った保湿クリームです。このシアバターが作られたのは赤道直下の国ガーナ。急速な経済発展の影で、北部には貧しい農村地域が多く、人々は厳しい生活をおくっていました。そこで注目されたのがこの地域の特産品であったシアバター。古くから女性たちによって作られてきたもので、今では貴重な収入源となっています。この会社では5年前からガーナとフェアトレードを始めました。代表の前田眞澄さんは村の生活が向上してきたと言います。
(前田さんインタビュー)「実際にお金を得ることでこどもたちが実際に学校に行ったりだとか、薬や食べ物を買えたり、シアバターを軸に村が発展すれば良いなと思います。」

佐藤「こちらがシアバターですね。しっとりしていますね。フェアトレード商品を買うことで、現地で生産している人々の生活を支えているんですね。前田さんはどのようにしてシアバターに出会ったんでしょうか?」

前田さんの会社のシアバターを作っているのは、人口300人程のズオ村。現在約10家族が契約し、収入を得ています。その出会いは10年以上前に遡ります。青年海外協力隊として村の生活改善の活動をしていた前田さんは、シアバターの石鹸の製品化に成功しました。しかし、
(前田さんインタビュー)「現地のお土産物店とかホテルに置いてもらったのですが、軌道にのせるっていうのは、難しくって。」
前田さんの帰国後、ビジネスに慣れない村人たちは、販売先を確保できなくなってしまったのです。
(村人インタビュー)「今は売り先がほとんどない 売り先がほしい」
そこで前田さんはフェアトレードによる日本での販売を思い立ちます。再度ズオ村を訪れ、品質向上のためチェック表を作成し、現地で安定した生産ができるよう、村人と話し合いを続けました。前田さんはシアバターを通してアフリカへの興味を持って欲しいと言います。
(前田さんインタビュー)「村の人たちと一緒に作り上げて来ているという感じが、私たちのやりがいにもなっています。商品の裏に、こんなおばちゃんたちがいるんだよってちょっとでも感じてもらいながら使ってもらえると嬉しいなって思います。」

佐藤「前田さんのガーナへの熱い想いがこもったシアバターですね。」