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#4 もうひとりのワタナベ

最近はインド映画以外ではほとんどお目にかかれない(『愛のむきだし』ってのがあったが) “インターミッション(途中休憩)” 入りで公開された、『沈まぬ太陽』。3時間22分という長尺をまったく飽きさせずに見せ切る、渡辺謙さんの入魂演技・・・さすが、“世界のケン・ワタナベ” だ。
『ラスト サムライ』(2003)での圧倒的な存在感も忘れ難いが、「ワタナベ」といういかにも日本的な名前がオスカーノミネートに至るまでアメリカ人に受け入れられたのは、実は ゲディ・ワタナベ Gedde Watanabe のおかげだったのではないか、というのが俺の持論(妄想)である。

ゲディ・ワタナベと聞いてその顔が目に浮かぶヤツなんて、日本には俺くらいしかいないだろう。

その昔、今やオスカー監督のロン・ハワードが撮った、『ガン・ホー』(1986)という珍品があった。日本の「アッサン自動車」(圧惨ってか?ひどい名前だ…)が買収した、アメリカの田舎町の自動車工場を舞台にした「日米経済摩擦コメディ」。全米ではセンセーショナルな話題を呼んでNo.1ヒットとなったが、日本では劇場公開されなかった(俺は幸運にもビデオ発売時の試写会で観ることができたが、字幕入りの35ミリプリントがあったということは、公開も検討されていたんだろうな)。
アメリカ人から見ればE.T.のような日本人たちとの小競り合いが続く中、主人公のマイケル・キートンと最終的に心を通わせる主任カズヒロを演じたのが、ゲディである。当時「エコノミック・アニマル」などと呼ばれた日本人のステレオタイプを体現していたので、正直、我々には見た目的にキツいところもあったが、話をハッピーエンドに導く良心的キャラなので悪い気はしなかった。
『ガン・ホー』は、映画の大ヒットに気を良くして、ゲディ演じるカズヒロを主人公にしてTVシリーズ化されたが、不人気のためわずか9話で打ち切られた(そもそもよくそんな企画が成立したもんだ)。
それでもゲディのキャリアは終わったわけではなく、以降も『ER』などTVを中心に、渋く長く活躍を続けている。TVスターとしての彼の知名度によって「ワタナベ」という名前がアメリカ人に浸透した、と考えても強ち見当違いではないだろう。

ちなみにゲディ・ワタナベはもちろん日系人だが、謙さんともメロディー洋子ちゃんとも違って、日本語はほとんど話せないらしい。『ガン・ホー』での日本語セリフも、はっきり言ってメチャクチャ。

いまアメリカで最も有名な日系人と言えば、TV『ヒーローズ』のマシ・オカだろうが、彼には知的なイメージが備わっているものの、見た目は若き日のゲディとそっくりである。結局、日本人のステレオタイプは変わらないということか。ここはケン・ワタナベにもっと活躍してもらって、雄々しい日本人のイメージを醸成してほしいところだ。
そうそう、ケン・ワタナベの新作は、『バットマン ビギンズ』以来のクリストファー・ノーラン監督との再タッグだとか。思えば『ガン・ホー』のマイケル・キートンもバットマンなわけで、バットマンにはワタナベが付き物ということですかね。

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