2006.02.13

トリノ取材日誌 第13回


期待の男子スノーボードハーフパイプ、決戦のときがやってきました。

日本は最強の侍たちを送り込みました。
今季W杯2勝を挙げている國母和宏選手。
ソルトレークシティ五輪5位の中井孝治選手。
とにかく高さは負けないと話す村上史行選手。
そしてダイナミックな技が持ち味の成田童夢選手。

大会前の公式練習の取材でも、みんな「調整は順調です」と
口を揃えて話していました。

その言葉通り、予選1本目からほぼ完璧な滑りを見せた4人。
指摘するとすれば着地のわずかな乱れくらいです。
しかし点数が出ませんでした。
結局日本選手は決勝進出上位6名には残れず、
予選2本目に進むことになりました。

運命の2本目。
これで上位6名に入れなければ予選敗退です。
結果は残念ながら日本人選手全員、決勝に進めませんでした。

直後のインタビューで大粒の悔し涙を流した成田童夢選手。
今まで取材してきた中で、童夢選手のこんな姿見たことありませんでした。
童夢選手にとって今シーズンは、
怪我からの復活、親からの独立など、色々なことがあった一年でした。
そんな中でもいつも明るく元気でした。

その日の夜、トリノのテレビ東京のスタジオに出演してくれた童夢選手。
その表情はもう吹っ切れたものがありました。
「とりあえず1ヶ月くらいは体休めます。お尻が痛い!」と笑いつつも、
「次はバンクーバー狙いますよ!見ててください!!」
と真剣な表情も見せてくれました。

童夢選手の挑戦は、トリノオリンピックが終わった今から、もう始まっています。



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