2006.02.14

テレビ東京の中継第一弾、スノーボード女子ハーフパイプの日がやってきました!
この日の大会1時間前の気温は-9℃。
人気のこの種目はチケットも完売で、スタンドはほぼ満員。
日本人の応援団も多く見られました。
日本が誇る最強カルテット。
日本のエース山岡聡子選手、高さが武器の中島志保選手、
技のこだわりは誰にも負けない伏見知何子選手、
そして兄・童夢選手の雪辱を果たしたい今井メロ選手。
その4人の前には最強軍団のアメリカが立ちはだかります。
予選1本目。
日本のメディアも固唾を呑んで見守る中、今井メロ選手がスタートしました。
1発目のエアーは大技メロ720。
その技の大きさに歓声が上がりました。
しかし次の瞬間ため息に変わっていました。
着地に失敗し、演技が終わってしまったのです。
ミックスゾーンのメロ選手は意外にもケロッとし、
「やっちゃった!」と苦笑いでした。
予選1本目の上位6名が決勝進出という中、
中島選手が5位で通過。
残る日本人3選手は予選2本目に挑みます。
そこでも上位6名が決勝進出となり、合計12名で決勝は戦うことになります。

今井メロ選手の予選2本目。
またも大きなメロウセブン720!
しかし次のエアーにいくはずのメロ選手が出てきません。
またも同じところで着地に失敗し、腰を打ってしまったのです。
その後メロ選手は救急車でヘリポートまで運ばれ、
ヘリコプターでトリノ市内の病院へ直行しました。
幸い大事には至らず、夜には選手村に戻ったということです。
メロ選手の結果は残念でしたが、
中島、山岡、伏見の日本人3選手は決勝進出となりました。
特に6位でぎりぎり決勝進出となった伏見選手は、
ミックスゾーンのインタビューで嬉し涙を流していました。
23歳でスノーボードを始めた遅咲きのライダーは、
オリンピックの舞台でこだわりの演技を存分に表現していました。
そしていよいよ待ち望んでいた決勝が始まりました。
日本の作戦としては「とにかく攻めの滑りをして、
後から滑るアメリカ勢にプレッシャーをかけること」
とコーチが話していた通り、果敢に攻めてきました。
最初に滑った伏見選手は彼女のこだわりである
「アーリー540からのつなぎ」を大きなエアーで決めてきました。
しかし次の3発目の技で着地に失敗。
次の山岡選手は最後には新技の720(二回転)をぴたりと決めガッツポーズ。
最後に中島選手は持ち味の高さを出したエアーでしっかりまとめてきました。
しかしはりアメリカ勢が強かったです。
技の高さも回転数も男子並み、見ていてため息が出るほど完成度が高いです。
しかも技のバリエーションも豊富でした。
表彰台1・2をアメリカが独占し、
日本の中島選手9位、山岡選手10位、伏見選手12位という結果でした。
残念ながら今大会初の日本人選手のメダルとはなりませんでした。
三人の中で一番悔しそうに私が見えたのが、山岡選手。
うっすら涙を浮かべ、「悔しい、ちょっと予選では慌ててしまった」
と話していました。
普段から頭を使って冷静に戦う山岡選手ですら、
このオリンピックという舞台では、落ち着けなかったと話しています。
やはりこの4年に一度の大舞台。只者ではないです。

