2006.02.17

トリノ取材日誌 第17回


フィギュアスケート男子、日本でただ一人出場の高橋大輔選手。
今日(現地時間の16日)夜にフリーが行われました。2日前のショートプログラムでは5位につけています。
十分に表彰台を狙える位置でのフリーの演技となりました。

ショートプログラムでは出場選手の中でトップの出場。
そして今日のフリーでは最後の出場の高橋選手。会場のパラベラ競技場は満席です。
特に高橋選手が登場する最終組はスター選手が数多く、声援も一際大きくなりました。
最終組最初の演技は、ショートプログラムで2位に10点差をつけダントツ1位のロシアのプルシェンコ選手。
ミスのない完璧な演技で観客席はさらにヒートアップ。
会場全体を自分の世界に引き込んでしまうという彼の強さを感じました。

そんな盛り上がりの会場の中、大トリで登場した高橋大輔選手。
「ショートプログラムでは足が震えてしまったので、今日は楽しんで滑りたい」
と話していました。
演技前のその表情は、気合が漲(みなぎ)っていました。
注目が集まった、最初のジャンプ4回転トーループ。
そこで惜しくも着地に失敗。一瞬会場がどよめきました。
しかしそんなミスを引きずらず、その後は大きなミスもなく演技を終えました。
その高橋選手の精神力と、やはり彼の持ち味のきれいな滑りには感動しました。
結果は思ったよりも点がのびず、8位に終わりました。

本人は、「自分が満足できる演技をすることが出来なかった」と悔しそうでした。
やはり最初のジャンプの失敗が大きいのでしょうか?
しかし私は見ていてそんなことは感じませんでした。
高橋選手の演技に観客席は引き込まれていました。

また4年後のバンクーバーオリンピックでそんな空気を出してくれることを期待します。





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