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      ~2013年度「人間力大賞」の選考委員を務めて~
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シリーズ「テレ東の人に聞いてみた!」#1 2018年

INTERVIEW 報道局 ニュースセンター
「WBS」浅岡デスクが語る”情報の裏を読み解く発想術”

報道局 ニュースセンター

浅岡 基靖

会社の会議やプレゼンなどで「どうしてもいい案が浮かばない...」「どんなアプローチで展開すればよいのかわからない!」そう嘆くビジネスマンの皆さんに、毎度予算に嘆く(?)テレビ東京の社員たちが愛あるエールをおくる「シリーズ:テレ東の人に聞いてみた!」。畑が違う個性あふれる社員たちが、ビジネスマンとしての心得やここでしか明かせないノウハウまで...明日から役立つ「テレ東流ビジネス10か条」を明かします。
今年4月で30周年を迎えた経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」(以下「WBS」毎週月~金曜 夜11時)の「トレンドたまご」(以下「トレたま」)は、新技術や斬新な商品を紹介し、誰もが気軽にトレンドを知ることができる番組の名物コーナー。今回は、「トレたま」担当デスクの浅岡基靖が、番組作りに必要な発想術やコミュニケーション術など、クリエーターやビジネスマン、広報やPRマン必見の【10か条】をナビします!

【1】情報を鵜呑みにせず、"情報の裏"を妄想する!
「今の世の中、情報はたくさん入ってきますが、それを丸ごと鵜呑みにするのではなく、情報に対して"なぜだろう?"と常に疑問に思って、改めて調べるように努力しています。例えば、電車の中に企業の中吊り広告があれば、"なぜこの企業はこんなに勢いがあるのだろう?"と思って調べる。そうすると、会社の実績が上がった理由や、この商品を取り上げているストーリーが見えてきます。これが意外と"へぇ~"と思うことが多いんですよ(笑)。情報のアンテナを広げるというよりは、情報の妄想のアンテナを広げているといった方がしっくりくるような気がします」(浅岡デスク 以下同)
【2】まずは電話!足で現場! 百聞は一見に如かず
「報道番組をやっているということもありますが、"自分の目で見たものが正しい"という考え方を大切にしています。出来事をただ字面で追うのではなく、まずは電話、時間があれば足を運んでその現場に行きます。そうすると必ず気づくことがあり、その気づきが自分にとって面白いと感じるポイントだと思っています。そして知った時に感じたことや、直接取材をして見て感じたことをちゃんとメモを取って整理する。そうすることで、自ずと面白いと感じる全体像が見えてきます。まずは自分で調べることが一番! まるで刑事ドラマのようですが(笑)"現場を100回体験すること"は本当に大事だと思っています」
【3】逆境だらけの現状は"宿命"と受け止める

「テレビ東京は他局と比べて予算も人も少ないです。これは報道番組を作るとき、非常に厳しい環境です。ただそれを嘆くのではなく"宿命"と受け止め、そこをいかに楽しくするかを考えることが大切。自分たちしか思いつかないような見せ方を考えるようにしています。工夫することや"こうすれば面白くなるんじゃないか"と考えて楽しむことはタダなんですよね。そしてそれができたときの達成感は本当に気持ちがいいものです!」

【4】成果物を得てモチベーションを上げる
「自分たちだけのオリジナルの方法を見つけて形にすると、ものすごくモチベーションが上がります。ここで大事なことは成果物があること。頭で考えるとかではなく、賛否どちらの評価があったとしても"形にしてなんぼ"です。評価されることによって次のモチベーションにつながっていきますから...。僕がいる制作現場はその繰り返しですね」
【5】成功の近道は正確性よりもコミュニケーション
「『WBS』チームは、毎日みんなが取材に出かけているので、実はスタッフ同士が一堂に顔を合わせることは少ないんですよ。それぞれが判断して行動していますが、実はそれだけではなく、個々で密に連絡を取り合いながら支え合っています。限られた時間内で最大限のパフォーマンスを出すためには、チームみんなの協力が必要。もしもわからないことがあればすぐに聞いて、時間はクリエイティブなものに費やしていきます。企画を考える時は、どうしてもひとつのことで頭が一杯になりがちですが、他人の声や目線があると新たな情報が入ってきてどんどんブラッシュアップされていきます。コミュニケーションはいいモノ作るための近道なんですよ。ちなみに私はコミュニケーションがとれていない部下は叱ります。報道番組で一番大事なことは正確性なのですが、コミュニケーションを怠るとその確保ができなくなるからです。モノを考えたり作ったりする上で一番大事なこと...それはコミュニケーションなのかもしれません」
【6】ネタ決めは真剣勝負!当日まで粘ることも...
「番組を作る時、大切になるのはネタ決めです。ネタの選別をおろそかにすると、どれだけ映像が素晴らしくても本当にいいモノは生まれません。ネタ決めに関しては、時には当日まで粘ることがあります。"もっといいモノを!"をモットーに、番組の基準に足りていなければはもったいないと思っても斬り捨てます。そうしないと視聴者に飽きられてしまうからです。毎回、真剣勝負なんですよ。ちなみに『トレたま』は大きなコンセプトが"挑戦と夢"で、"なぜこの商品を作ろうと思ったのか..."という開発者の思いを取り上げます。初めて取り上げるモノ、発売前のモノをピックアップするところは、放送当初から変わっていません。そんなブレない感じも、この番組ならではだと思っています」
【7】現場の空気を大切に!楽しい空気は視聴者にも伝わる
「取り上げるネタは、以前取材させていただいた企業さんからの紹介も多いです。これは"放送して良かった"と先方が思ってくださった証だと思っています。取材を受けた方が番組のファンになる、そのためには取材の時の現場の空気が大事。話しやすい空気、楽しかったと思える空気を作ることでいい映像が生まれやすくなります。また、作り手が楽しいと思う映像じゃないと、視聴者にその思いは伝わりません」
【8】失敗はチームワークで補える!まずは場数を踏むこと
「『トレたま』は登竜門という位置づけなので、取材先の企業や商品だけでなく、ディレクターやレポートするキャスターも"卵"です。そのため、チェック段階で原稿があまり面白くないこともレポートがよく撮れていないこともあります。けれどそこは、そこまで重要ではありません。原稿はデスクが面白くなるようにチェックできるし、カメラや編集などプロフェッショナルが揃っているので、視聴者の皆さんにお届けする時には、ちゃんと面白い映像になっています。そして終わった後に反省すればいいのです。人は失敗を繰り返しながら育っていくものなので、経験することが一番! ただ待っている方のデスクは体力が必要となりますが(笑)。僕自身、たくさん経験させて頂いてここにいるので、新人はまずは場数を踏むことが大事だなと思います」
【9】物事は良い面だけでなく、悪い面も伝える
「新製品の開発の裏には必ず過去の失敗や弱点があり、広報担当者としては出したくないところもあります。ですがあえてその部分を入れ込むことで、映像や商品の紹介に説得力が生まれ、ストーリーができるのだと考えます。かつての失敗を隠さないで入れることにより、かえって新製品の良い面が引き立つことがあるからです」
【10】番組が始まっても編集!放送ギリギリまでこだわる
「報道番組なのでナマモノにこだわっています。実際に『トレたま』は、"取材日に放送する!"をモットーにしています。そして番組が始まっても編集しているのは日常茶飯事。今後も放送ギリギリまで面白くすることにこだわり続けていきたいと思っています」
浅岡デスクが担当する「トレたま」は、"日本の今そして未来"がわかるコーナーになっています。そんな番組作りの根底には、テレビマンだけではなく、どんなビジネスマンにも共通する大事な精神が詰まっていました。
「トレたま」のネタを募集中!! 詳しくは以下の募集ページより

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