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シリーズ「テレ東の人に聞いてみた!」#2 2018年

INTERVIEW 制作局 ドラマ制作部
ビジネスマン必見!濱谷晃一ドラマプロデューサーが語る”やりたい企画の通し方”

制作局 ドラマ制作部

濱谷 晃一

会社員としての将来、立ち位置、モチベーションの保ち方などでお悩みのビジネスマンの皆さんに、毎度予算に嘆く(?)テレビ東京の社員たちが愛あるエールをおくる「シリーズ:テレ東の人に聞いてみた!」。畑が違う個性あふれるテレビ東京の社員たちが、ビジネスマンとしての心得やここでしか明かせないノウハウまで...、明日から役立つ「テレ東流ビジネス10か条」を明かします。
今回は『下北沢ダイハード』や『黒い10人の秋山』『俺のダンディズム』などの個性的な深夜ドラマを生み出し、10月19日(金)からスタートする『金曜8時のドラマ 駐在刑事』(毎週金曜 夜8時放送)も担当している濱谷晃一チーフプロデューサーが、企画を生み出す際に気をつけていることや、物事の進め方、企業内での立ち位置についてなど、クリエーターやビジネスマン必見の【10か条】をナビゲートします!

【1】企画もドラマタイトルも"タイトル"が肝!
「タイトルが企画の5割くらいを占めている気がします。タイトルが浮かぶと企画書がスラスラと書け、タイトルが浮かばないと企画書の輪郭がぼやけることが多い。ポイントはどこかクスっと笑える部分と、タイトルから内容が想起できることを大事にしています。手前味噌ですが、『黒い10人の秋山』の時は"降ってきた!"と感じました(笑)あとは有名なタイトルに、ギャップのある要素を掛け合わせることが多いかもしれません」
【2】縛りがある場合はそれを逆手にとる!
「テレ東の深夜ドラマはとても予算が限られていて、"そこでどうやって面白いものを作っているの?"と聞かれることが多いんですけど、僕は"予算の上限が最初に決まっているほうが、逆に発想しやすいので楽だな"と思うようにしています。"予算が少ない"という現実を逆手にとる。湯水のようにお金を使えると"あれもこれも"となりますが、予算が少ないと色々削ぎ落とされて、シンプルに必要なものだけが残るので、本当に見せたいものわかってくるような気がします。でも、本音は予算がほしいですが...(笑)」
【3】物事をフォルダ分けして考える

「アイデアだしをする時は、項目ごとのフォルダに分けて考えることが多いですね。ゼロから珠玉の一案が降ってくるのを待つのではなく、あらかじめテーマをいくつかにしぼって箱を作り、その箱ごとにアイデアを考えていく。すると機械的にたくさん浮かび、中には面白いものも生まれます。会議でも、テーマを細分化して話し合うほうが、アイデアは出やすいと思っています。大枠で話し出すと、議論が抽象的になったり、偏ったテーマのみ話し合ってしまう危険もあるので。プロデューサーとしては、漏れなく、たくさんの案を出す、スキーム(枠組みを持った計画)としてのフォルダ分けは常に意識しています」

【4】異ジャンルの面白いものもできるだけインプットする
「映画や舞台など、自分で"これは面白い!"と思ったものは、なるべくインプットするようにしています。8割趣味ですが、観ると着想の種が生まれますし、クリエイターやキャストの発掘につながります。去年は映画も舞台も70本ずつくらいは観たのですが、それでも限られた時間で観るからには、良い作品に巡り合いたいですよね。そのためには、ネットやSNSで評判を下調べたり、信頼している人と情報交換をしたりします。弊社の佐久間( 宣行 プロデューサー)先輩とは、よくLINEで感想を交換しています。映画や舞台はドラマとかなり密接ですが、異ジャンルでヒットした作品は、企画する上でも参考にしています」
【5】潔い内容の"シンプル"な企画を作る
「制約がある場合、その中でひとつ、見どころがしっかりとあるのが良い企画だと思っています。深夜ドラマの場合、予算が限られているので"これを見せます"という何かに特化すると、自然と登場人物の数も限られてくるし、シーン数も減らすことができる。ドラマのみどころもシンプルになるし、それが相乗効果になるのではないかと...。これはドラマだけでなく、バラエティにも共通することで、"空港で声をかけるだけのバラエティ"とか"ご飯を食べるだけのドラマ"とか、内容が潔いものがテレ東的と言えるのかもしれません。テレビ東京には、タレントさんの冠がついた名前で、企画内容をいかようにでもできる総合バラエティを作る文化がないんですよね。剥き出しのアイデアで勝負しています(笑)」
【6】あきらめずに自分の才能を信じて貫く
「僕はずっとドラマの仕事がしたかったんですけど、入社して12年間はバラエティの現場にいたので、その頃は"本当にドラマを作ることができるのか?"と焦っていました。ほぼ同世代の映画監督がヒットを出しているのに、自分はまだ何もできていなくて、"将来ドラマの監督になれないんじゃないかな"と不安になって...。でも悩んでいる中でも、"自分の中にクリエイティブなものを作るアイデアは絶対にある!"という気持ちだけは揺るがないようにしていました。"チャンスが回ってきたら、絶対にヒットを打てる"と信じていたんです。新人ADの頃から企画書を出すと、編成の人は"面白いね"と言ってくれましたし、バラエティのディレクターとしてもそこそこ活躍しているし...と自分に言い聞かせて。最終的には"ドラマ部に異動できないなら、バラエティ班でドラマ企画を通してドラマを作ろう!"と腹をくくりました。"自分の企画でドラマの脚本も監督もプロデューサーも全部やるんだ!"と。たまたまその目標は達成できたのですが、今思うと、ひとりよがりで恥ずかしいですね(笑)」
【7】チャンスは、メイン業務じゃない場所にも潜んでいる
「入社1年目、AD時代のことなんですけど、配属されたばかりの会議で、チーフディレクターが僕の企画を見て"これやろうよ"と言ってくれてコーナーになったことがありました。入社してすぐ、上の人たちから"あいつのコーナー案は面白いな"そう言われたことが、すごく自信に繋がりました。コーナーの企画を考えるのは放送作家やディレクターの仕事で、ADのメインの仕事ではありません。でも、メイン業務じゃない部分でも、チャンスを虎視眈々と狙ったほうがいいと思います。その後の自分を奮い立たせるエンジンになるし、飛躍するチャンスが潜んでいるかもしれない。若いうちはルーティンをこなすことで手一杯になりがちですが、"メイン業務じゃないから..."といって手を抜くのは、もったいないと思います。逆に上に立つ人は、若い人が積極的にアイデア出ししやすい環境を作ることを意識した方が良いと思います」
【8】できあがっている集団の中で"客観的に物事が見られる人"になる
「現在は金曜8時のドラマという枠の、チーフプロデューサーを担当しています。番組ごとに別のプロデューサーがいるので、やや俯瞰で見る立ち位置ですね。例えば現在放送中の『駐在刑事』は2時間ドラマでスタートして、すでに4回放送しており、ずっと作品を支えてきたスタッフがいるわけです。プロデューサーも監督も、寺島進さん演じる主人公の駐在さんのキャラクターや、作品の世界観にすごくこだわりをもっていらっしゃいますし、毎回、脚本会議のたびにA4用紙4枚くらいの意見メモをしたためてきます。どの番組にもそういったキーマンがいるので、僕のスタンスは、これまでの『駐在刑事』シリーズの良さやこだわりも保ちつつ、今回の連ドラを初めて観た人たちが楽しく見られるようにしていくこと、ミステリーとしての引っ張りや、枠の特性、視聴率に結びつける助言をすることなのかなと思っています。逆に深夜ドラマなどでは僕は現場プロデューサーになることが多く、ガンガン提案する側に回りますので、チーフに客観的な意見をもらっていますね」
【9】社内の人と積極的に会話をして、選ぶ側の心理や温度感をつかむ
「企画書を作る際に大事にしていることは"選ぶ側の気持ちに立つ"ということ。仮に進めたい企画があった時、その論理がはたして"その人が選びやすい条件なのか"ということをすごく考えます。あと、僕は社内のプロデューサーなので、選ぶ側の編成部やコンテンツビジネス部の人と会話をする機会に恵まれています。"どういった企画が欲しいのか。最近はどういう基準で選んでいるのか"など、先方に明確な答えがなくても、会話をしているとなんとなくその温度感が参考になるんですよ。選ぶ側の心理や優先順位みたいなものをリサーチしておくことは、すごく大事。だから社内の人と会話しやすい環境を作っておくべきかなと。忙しいと、他部署に対して高圧的になる人が多いんですけど、会社員として、社内の人と円滑な交流を図ることは大切だと思います。僕は社内に敵が少ないです、本人談(笑)。そもそもテレ東は競争があまり熾烈でないので、和気あいあいとしていますが」
【10】実現の道はひとつではない、最後にものをいうのは"熱量"
「企画ってなかなか通らないと思います。僕は割とたくさんの企画が通っている方だと思いますが、逆に通っていない企画も多いです。つまり、提出数の分母が多いのです。"企画って、何がきっかけで通るか分からないな"と最近になってより痛感しています。ずっと前に提出していた企画がひょんなことから急にやることになったり、あるセクションではまったくかすりもしなかった企画が、違うセクションに提出したらすんなり通ったり...。ドラマで言うと、同じ原作でも主役のイメージを変えたら通ったり...。通し方の道筋はひとつではないなと痛感します。当たり前かもしれませんが、最後にモノを言うのは企画者の熱量なのかなと」
バラエティの現場を経て、現在はドラマのプロデューサーとして活躍される濱谷プロデューサーのお話には、ビジネスの現場でも役に立つ柔軟なアイデアや考え方がぎっしりと詰まっていました。

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