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現在、施主の二村さんは3人家族で、世田谷区の築35年の借家で暮らしています。建築予定地は、敷地面積29坪、建ぺい率50%と決して広いとは言えない場所。さらに東西にはすでに家が建っており、南側にも今後建物が建つことが予想されるため、開けているのは道路に面した北側だけという環境。そんな住宅街にありながらも、光溢れる明るく開放感のある家作りを目指します。 |
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陽当たりのいい家 |
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広いダイニングキッチン |
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掃除のしやすいシンプルな家 |
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敷地面積 95.88㎡(29坪)
建ぺい率 50%
容積率 100%
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そんな二村さんの夢を叶えるのは、建築家手塚貴晴・由比夫妻。シンプル且つ開放的な設計を得意とする手塚は、海外でも評価を受ける新進気鋭の建築家。手塚が提案したプランは木造2階建てのとんがり屋根の家。1階に個人部屋と水回りを配置し、2階はLDKのみ。
高さ制限ギリギリまで家を建てただけでは、隣家の影響で陽を取り込むのは難しいと考えた手塚は、「日影規制」というものに目を付け、通常は高さ7mまでしか建てられない土地に、部分的に10mまで建てられる許可を取得。隣家より高く飛び出した部分に大きな開口を設けることで暖かい陽を取り入れます。これにより2階リビングはなんと天井高7mに!一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか? |
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夏真盛りの7月末、いよいよ着工です。
根切りが終わり、配筋工事が始まります。
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上棟が始まると、とんがり屋根が姿を現しました。
周りの家と比べてもかなりの高さです。
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内部には、開放的な大空間が広がります。
採光もバッチリ確保できているようです。
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屋根工事も、かなりの急勾配ながら、順調に進んでいます。 |
巨大なキッチンが搬入され、いよいよ完成間近です。 |
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世田谷の住宅地に、とんがり屋根が人の目をひくドリームハウスが姿をあらわしました。
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玄関の前には、家と同じ形のポストが。
こんなところにもこだわりが感じられます。
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玄関を入って左側には子供部屋。
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子供部屋の隣には寝室。
子供部屋と寝室の前の廊下には、大容量の床下収納が設けられました。
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トイレと浴室は、清潔感のある明るい空間となりました。
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2FのLDKは、天井高7mの大空間。
建築家の狙い通りの、光の降り注ぐ居心地のよいスペースが完成しました。
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奥さん念願の広いキッチンは、壁側の収納スペースによって。スッキリとした印象に。
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建築家のアイデアと、家族の願いが詰まった二村邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。
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