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施主の酒井さんは、山梨県内の社宅で奥さんと2人の子供の4人暮らし。
施主は大阪出身で、団地住まいだった影響から、高台の広々としたリビングで暮らしたいという想いがあり、土地は愛宕山の中腹をあえて購入しました。その土地は高低差が激しく、道路から建物の建つ場所まで6メートル程下がっており、更に斜面になっているので土地の4隅が違う高さになっています。その高低差の為、工事は、かなり大掛かりなものとなりそうです。
大工事の末に、甲府盆地の絶景と富士山を毎日楽しめる家作りを目指します。

* 眺望抜群のリビング
*
風呂からも眺めを楽しみたい
*
広いキッチンスペース

412㎡(124坪)
建ぺい率 40%
容積率   80%

 

そんな酒井さんの夢を叶えるのは建築家奥野公章。山梨出身で、自身も甲府盆地に住んでいたので、土地の魅力を引き出す設計が出来るセンスあふれる若手建築家。奥野が提案したプランは、高低差を利用し、2階部分にエントランスとリビングダイニングを設け、3階建てではなく、基礎を高くしてできるだけ高い位置から景色を眺めることが出来るようにしたもの。1階は南側にお風呂を配置することで、温泉に入りながら甲府盆地の絶景と富士山を眺めることができます。一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?

いよいよ着工です。
道路との最大高低差が8メートルにもなる酒井邸。まずは、クレーンを使ってショベルカーを土地に運び入れることから始まります。これは大工事になりそうな予感…。

酒井邸の土地は大きな岩が多い場所。
基礎は、岩盤に沿って斜めに仕上げられます。

甲府盆地を望む土地に、難工事の末に巨大な基礎が完成しました。

上棟が始まりました。
搬入されたのは長さ7m、重さ250Kgもの長い木材。
これはリビングとデッキテラスの境目の梁となります。
柱をなくして景色をより楽しむという建築家の工夫が光ります。

まるで展望台!
上棟が終わり、家の形が見えてきました。

酒井邸のメイン、大パノラマのテラスに、リビングと同じ木材が貼られました。
奥さんの希望が詰まったオリジナルキッチンも搬入され、いよいよ完成間近です。

 

甲府盆地を望む高台に、眺望抜群のドリームハウスが姿をあらわしました。

3台も停められる広々とした駐車場の横には、2階となる玄関に通じるブリッジが設けられています。

玄関を入ると、そこからも景色を楽しめ、さらに壁に取り付けられた黒板は、お絵かきスペース&家族の伝言板となりました。

トイレにはなんと郵便受けが!
なるほどユニークなアイデアです。



2Fの20畳のLDKは、大開口のおかげで、明るく開放感のある空間となりました。奥さん念願の広々としたキッチンは対面式で、家族の顔と富士山を見ながらの料理タイムは楽しい時間となりそうです。

27畳ものテラスはLDKから一段低くなっており、窓もすべて開け放つことが出来ます。LDKの床に座り外を眺めると、まるで額縁に入った一枚の絵を見ているようです。

1階には、寝室や子供部屋、プレイルーム、アトリエなどが作られました。
2階のLDKとテラスの段差を利用した細長い開口部が、1階の道路側に面した部屋への採光と換気に大活躍です。

昼間は明るい1Fの浴室は、夜には、夜景を楽しみながら入浴でき、温泉を楽しめる贅沢な空間です。

難工事を克服し、素晴らしい景色を見事に生かした酒井邸。ドリームハウスの完成!おめでとうございます。