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施主の岡田さんは、看板の製造会社に勤務するサラリーマン。
奥さんの清美さんもペットショップに勤めているという共働き夫婦。
しかし、岡田さん夫妻は、自己資金なんと0円。銀行からの融資を考え、総額3000万円に収めなければならないため、買える土地には制約があります。そうして手に入れた土地は、敷地面積17坪、建ぺい率50%、最大建築面積8坪という小さな土地。さらに、予算上、建物には1149万円しか使えません。
それでも、新しい家への希望はたくさん!
限られた予算の中でその希望を叶えるべく、ローコストの家作りを目指します。
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バルコニー |
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広いリビング |
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十分な収納 |
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対面式キッチン |
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明るい家 |
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敷地面積 57㎡(17坪)
建ぺい率 50%
容積率 80%
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そんな狭小&ローコストの岡田邸に挑むのは建築家 細谷功。
不可能を可能にする驚きのプランは、木造2階建て。容積率80%のため、延べ床面積が14坪分しか建てる事が出来ない土地に、なんと21坪分の床面積を確保しようというもの。法規上、天井高が1.4m以下であれば、そこは床面積に参入されない、など、様々なアイデアをこらし生活スペースを削ることなく収納スペースを確保し床面積を稼ぐというものだったのです。
さらに玄関を床面積に算入しない驚きのアイデアも!
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか? |
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様々な減額案の末、待ちに待った着工となりました。
建坪わずか8坪の基礎が現れてきました。
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普通はポンプを使用するコンクリート流し込みも、ローコスト
のため、手作業で行われます。
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サイズを統一した材木を使うことで、仕入れ費用を抑えました。
長い隅木も組み上げられ、上棟終了です。
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床は下地材仕上げのため、職人さん達も、見た目の美しさにこだわります。4枚の板を張るのにかかった時間は、なんと4時間!
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容積率に含まれない外部階段として、家の顔となりそうな螺旋
階段が設置されました。
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取り外し可能な格子状の床で、容積率に含まれないロフトスペースを作りました。光を通すので、明るさも問題ないよう
です。キッチンも搬入され、いよいよ完成間近です。
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ふじみ野の住宅街に、ローコストにこだわったドリームハウスが姿をあらわしました。
駐車スペースもしっかり確保しています。
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外部空間である玄関から、インパクトのある螺旋階段を2Fに上ると、南側の全面開口で光の溢れる空間となったLDK。
それに続くバルコニーもくつろぐに十分な広さです。
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奥さん希望の対面式キッチンには、収納スペースがたくさん
作りつけられました。
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1Fのバスルームはシンプルで清潔感のある空間に仕上がりました。
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バスルームの奥には寝室。その下には大容量の収納スペースが作られました
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寝室から一段上がったところにも収納スペースが。
この複雑な段差が、岡田邸の床面積を広くしているのです。
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建築家のローコストアイデアや狭小克服テクニックが光る岡田邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。
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