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塾の英語講師として働くデイビースさんは、二人目の子供が産まれ今の家では手狭になったことと、これから先、日本で暮らしていくということを考え、今回、新しく家を建てることを決意しました。
デイビースさんが購入した土地は、稲村ヶ崎にある206坪、ただし、建物が建てられる平らな土地は148坪です。西側は崖で見晴らしがよく、天気のいい日には富士山も見えます。さらに南側には海を臨むことも出来ます。
しかし、好条件に見える土地ですが、その土地には直接車をつけることが出来ないため、工事の難航が予想されます。
果たして無事に希望通りの家が完成するのでしょうか。
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海を臨む眺望 |
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アイランド型キッチン |
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開放感ある間取り |
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友人などを招待できる家 |
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敷地面積 490㎡(148坪)
建ぺい率 40%
容積率 80% |
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そんなデイビースさんの夢を形にするのが、和風モダンを得意とする建築家・横山浩介。今回、デイビース邸には開放感を演出するために大開口を設け、自然の中に立つ家という事で周りの自然との調和などを重要視し、余計なものをなるべくなくしたシンプルで木のぬくもりを感じられるような家を設計しました。
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか? |
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工事が始まりました。が、初日から難工事に!
大きな重機を土地に入れることが出来ないため、小さなショベルカーを吊り上げて運び入れます。
小さい機械のため、掘削作業にも時間がかかります。 |
型枠や、砕石の搬入は人力で行うため、かなりの重労働です。
鉄筋などの大きな建材の搬入は、間口も狭いため、細心の注意を払います。 |
コンクリート打設のために用意されたパイプはなんと圧巻の180m!丸一日かけてようやく作業終了です。 |
木材が搬入されてきました。重機を使えないこの土地で大活躍なのは荷上げ屋さんたち。
長さ7m、重さ180kgもの巨大な梁もなんとか搬入完了。 |
いよいよ上棟です。
デイビース邸の形が見えてきました。 |
開放感を実現するための大開口にガラスが搬入されました。
家を取り囲むように一周したデッキが取り付けられ、いよいよ完成間近です。 |
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海を望む稲村ヶ崎の高台に、シンプルながら温かみのある外観のドリームハウスが姿をあらわしました。
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玄関を入るとすぐに、緑溢れる景色が目に飛び込んできます。
向こう側が抜けて見える鉄製の階段も、開放感の演出に一役買っています。 |
玄関横の坪庭の隣には、和室が作られました。
坪庭側の壁には小さな開口部が作られ、そこから隣の坪庭を楽しむことができ、より和の雰囲気を感じることができます。 |
今は、隣り合った2部屋を子供用の寝室と子供部屋にわけていますが、子供たちが大きくなった時には、それぞれの部屋として使うことが出来ます。 |
子供部屋の反対側は書斎と水周りスペースになりました。
特に洗面室、トイレ、浴室からは大パノラマビューが!
いつでも露天風呂気分が味わえそうです。 |
2階のキッチンは、富士山と海が見える奥さん自慢の城に。
収納も大容量で、スッキリとした空間になりました。 |
キッチンからデッキを挟んで反対側に作られたリビング。
キッチンからもリビングからも2階のすべてが見渡せます。 |
そしてデイビース邸のハイライト、家を取り囲むように一周したデッキ。2階の床はすべて同じ木材で統一されているため、より広々とした空間に感じられます。 |
難工事を乗り越え、開放感と木のぬくもり溢れる空間を実現したデイビース邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。 |
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