今回の施主の青木さんが一年半の土地探しの結果に出会ったのが、足立区西新井の、敷地面積11坪、建ぺい率50%、最大建築面積6、6坪という土地。 元々は駐車場として使われていた土地を、超格安の750万円で購入しました。 狭小の家でも希望はいっぱいのため、たくさんの工夫が必須。さらに、大きな希望がもう一つ!二人の共通の趣味はマンガを読むことで、今の家には3000冊を超えるマンガがあります。その大事なマンガを収納できる棚が絶対に必要なのです。 さらに、前面道路が狭く大型車両が入って来られないため、職人さん泣かせの難工事になりそうです。 限られた予算と土地で、夢を叶えるための家作りが始まります。
敷地面積 36.3㎡(11坪) 建ぺい率 60% 容積率 200%
青木さんの夢を叶えるのが、実は青木さんの小学生時代からの幼なじみでもある建築家・齋藤由和。 提案したプランは、広い空間を生むことが出来るラーメン構造。 柱と梁を強く接合させることで部屋の中に柱や壁を設置する必要が無くなり、広く開けたスペースを生むことが出来ます。 そして、長さ7m、重さ130kgの柱を8本も使用し、大開口を実現させます。 一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
前面道路幅2.4m、敷地の間口4mの狭小の土地は、 基礎工事からかなりの難工事に。
型枠が解体されると、縦に長い 青木邸を支えるための頑丈な基礎が現れました。
上棟では、重さ130kg、長さ7mの柱を、 現場から50m離れた場所から手運びします。
さらに木材を起こしていくのも手作業です。 開口部を大きくとるため、 梁にも太く厚い木材を使用しました。 2日かけてようやく上棟が完了です。
階段には仕切りの壁を設けず、 部屋との一体感を感じられる ように工夫されました。
膨大な漫画を収納するために壁一面が本棚に! これだけあればすべてのマンガが収まりそうです。 キッチンも搬入され、いよいよ完成間近です。
足立区の住宅街にシンプルで シャープな外観のドリームハウスが姿をあらわしました。
頑丈な基礎には、半地下の駐車場が作られました。 駐車場の奥、南側にある階段からが玄関となります。
明るい階段を上がるとそこはサンルーム。 一日中日差しが入るため、 洗濯物を干すには最適の場所です。
玄関扉を開けると大容量の収納があります。 2階へ上がる階段下が洗濯機置き場になっており、 限られた空間がうまく活用されています。
洗面は少しコンパクトではありますが、 浴室は施主の希望通り 広くてゆったり入れるサイズに。
階段を上がると明るいリビングスペースが出現。 主役はやはり壁一面の本棚です。
仕切りのない階段は、床や棚の木目との統一感があり、 まるで家具の一部のようで、広がりが感じられます。
本棚の横にはキッチン。 シンプルですが、本棚の一部を作業台にしたことで、 使い勝手の良さが生まれました。
3Fの施主の書斎は落ち着いた雰囲気です。
書斎の階段を挟んだ反対側には寝室があります。 窓からはなんとスカイツリーが見えます。 布団が干せるよう、窓の外側にはバーが 取り付けられました。
狭小という悪条件を様々なアイデアで見事に克服し、 施主の希望が見事に形になった青木邸。 ドリームハウスの完成!おめでとうございます。
「どこからでも絶景が見える“ガラス張り大開口”のドリームハウス」小島さん
小林真人
「敷地面積363坪!海から歩いて5分のドリームハウス」松澤さん
田邉惠一
「斜めに反りたつ壁で大空間のリビングを実現!夫婦で使えるこだわりキッチンに 思い出の贅沢檜風呂。段差だらけですが建築家の魔法で快適空間に。密着168日!」 下山さん
筒井紀博
「家具職人が1000万円台で建てる!?お洒落なドリームハウス」 鈴木さん
澤田 淳
「鎌倉の山中に360度ガラスに張りの家」 石井さん
石井秀樹
「仕掛け満載!5人家族の 藤沢アスレチックハウス」 竹澤さん
「狭小なのに明るくて開放的な アイデア満載!都心のドリームハウス」 金子さん
小山貴弘
七島幸之+佐野友美
「最新技術で生まれ変わる 老舗天ぷら屋&一家団欒の家」 渡辺さん
川島 茂
「子供達がのびのびと生活できる家」 望月さん
望月 新
「職人技光るカラクリ屋敷の家」 中瀬さん
「狭小の土地で快適に過ごせる家」 福田さん
小澤数晃
芳地香奈
「明るく安全で頑丈な家」 湯浅さん
長谷川順持
「『崖下に築49年…陽があたらない家』が、まさかの変貌!」 対馬さん
横山浩介
「建築費用9000万円の大豪邸!」 バードさん
「東京都内750万円の土地」 青木さん
奥野公章
齋藤由和
「傾斜28度の自然に溶け込む家」 武藤さん
「敷地面積150坪 壁がない開放的な平屋」 松ヶ谷さん
村田英男
松石直樹・西田智史
「築50年のマンションをリノベーション!」 新倉さん
「坂の上のワケアリ一等地! “段差ハウス”」
和泉直人・天野美紀
井上 玄
「狭小11坪に13のスペースがある家」 谷口さん
中辻正明・中辻雅江
「激安土地に間口2.7mの超極細の家」 足立さん
「家の中に4つの家がある平屋」 葛川さん
矢野雅稔
葛川かおる・鹿田征歳
「3家族5人が集まる都会の狭小地の家」 村嶋さん
三浦慎
「世界初! 日干しレンガで出来た土の家」 高野さん
「世田谷変形地、 長さ12m玄関のギャラリーハウス」 石井さん
山下保博
日比生寛史
「浦安に建つ最狭5坪の家」 寺園さん
「湘南の風と光を取り込む エコで快適な家」
星裕一郎
佐山希人
「鎌倉に建つ海近の家」 デイビースさん
「母屋と離れをつなぐブリッジのある家」 島田さん
藤木隆男
「海が見渡せる大開口リビングの家」 野村さん
下平万里夫
「都内一等地に建つ超狭小5坪の家」 長井さん
「家の中に路地? 弧を描く内壁で明るい家」 風間さん
納谷学&新、アラン・バーデン
「海に臨む高台に建てる絶景眺望の家」 三品さん
「鎌倉の斜面に建つ3世帯の家」 中村さん
山中玄三郎
水口裕之
「8坪、幅2.8mの細長~い家」 本松さん
「螺旋階段で広がる 狭小8坪・10階建て?の家」 島田さん
武政博史
長岡勉・田中正洋・横尾真
「湘南の海を望む 鎌倉山 絶景の家」 ロビンソンさん
甲村健一
「庭を囲んだ現代版寝殿造りの家」 平林さん
根岸俊雄
「鎌倉から都内に通う共働き夫婦が仲良く暮らせる家」 野坂さん
「伝統的工法・手刻み・土壁にこだわる家」 雲田さん
村越正明
日高保
「なぜか部屋が丸い天文台みたいな家」 上田さん
「下町3世代8人家族の大開口吹き抜けLDK採光抜群の家」 韮澤さん
飯塚拓生
「牛乳屋さんの家」 田野倉さん
「8坪1000万円台の家」 岡田さん
細谷功
山口雅子
「とんがり屋根の 天井高7メートルリビングの家」 二村毅さん・智美さん
「柱がほとんどない回廊の家」 平石和男さん・都さん
手塚貴晴・由比夫妻
「古材を使った古き良き日本家屋」 向井珠樹さん・淳子さん 珠里ちゃん・珠光くん
「世田谷の狭小8坪 露天風呂のある家」 田所拓郎・奈美子夫妻
高橋義智
三村大介