今回の施主・中瀬さんは、マンションの更新を控えていたため引越し先を探して不動産屋で物件を見て回っていたところ、ある土地に出会い、一目惚れして即購入を決意。マンションを借りる予定が突如家を建てることに。その土地は、道路から斜めに入っていく変形した“旗竿地”で、北・西・東側には家やアパートが建っているものの南側には畑や水路があるため陽当たりは良好です。 中瀬さんの憧れるイメージは角館の「武家屋敷」。 果たしてドリームハウスは無事に完成するのでしょうか?
敷地面積 159.6㎡(48.3坪) 建ぺい率 60% 容積率 200%
中瀬さんの夢を叶えるのが、昔ながらの和風建築の要素を今の住宅にうまく取り入れる設計を得意とする建築家・小澤数晃。 小澤の提案したプランは、武家屋敷を表現する複雑な形の家。1階は、柱を必要としないコンクリート造にし、大空間を実現しました。 また、路地や土間、離れの和室など、随所に訪れる人を驚かせる様々な仕掛けを施していきます。 一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
基礎工事が始まりました。 天井高3mの大空間を実現するための 巨大な型枠が組み立てられ、 コンクリートが打設されます。
上棟では長さの違う柱が組み上げられていきます。 屋根の形も複雑です。
上棟がすすむとさらに複雑な構造があらわに。 ガレージと母屋の間には隙間があります。
外壁材は、黒塀を実現するため、 施主こだわりの焼杉板を採用。 2つの候補から、木目の美しい「うすずみ」を選択しました。 憧れの武家屋敷に一歩近づきました。
2階には、離れの和室がつくられました。 母屋から一度外に出て入る仕掛けです。
1階の開口部には長さ5mもの鴨居が取り付けられます。 視線を遮る柱がない大開口が実現します。
対面式の大きなキッチンが取り付けられました。 浴室、ルーフテラス、ガレージの工事も終わり、 いよいよ完成間近です。
川崎の住宅街に、焼杉の外壁が美しい、 上品な佇まいのドリームハウスが姿をあらわしました。
ガレージにはドイツ製のシャッターが取り付けられました。 渋い色合いが周りの黒塀とマッチしています。
ガレージ横の引き戸を開けると、 そこには、訪れる人を異空間に誘うような 町屋風の路地が現れます。 ガレージと母屋の隙間には こんな仕掛けが隠されていたのです。
路地の奥の引き戸を開けると、 大容量のシューズクローク、 そして、庭とリビングをつなぐ 長さ7.7mの土間があります。
室内に続く引き戸にはよしずをあしらって一工夫。 中に入ると天井が高く開放的なリビングが広がります。 打放しの壁とシックな色合いの床材が モダンな空間を演出しています。
リビングの反対側にあるキッチンは、 こちらもモダンな雰囲気。 上部の吹き抜けから明るい光が差し込みます。
キッチン横にはパントリーが作られました。 シューズクロークとも繋がっていて、 動線も考えられています。 キッチン横のトイレもリビングと同じ色調です。
2階へ上がり一度外に出て、 飛び石と玉砂利の通路の先には、茶室のような 離れが作られました。曲線の壁が美しい、 心落ち着く部屋に。
離れの奥、ガレージの上は趣味室。 こちらもお客さんが来た時に使える贅沢な空間です。
ホテルのような落ち着いた浴室には、 幅150cmのゆったりとした浴槽が おかれました。また、直接バルコニーに出られ、 一日の疲れを癒す時間が過ごせそうです。
2階の一番奥には、プライベート空間である寝室。 3.2畳ものウォークインクローゼットも作られました。
そして、施主希望の、ルーフテラス。 花火大会もバッチリ楽しめます。
建築家のアイデア溢れる仕掛けと、 職人技で施主の夢が形になった中瀬邸。 ドリームハウスの完成!おめでとうございます。
「どこからでも絶景が見える“ガラス張り大開口”のドリームハウス」小島さん
小林真人
「敷地面積363坪!海から歩いて5分のドリームハウス」松澤さん
田邉惠一
「斜めに反りたつ壁で大空間のリビングを実現!夫婦で使えるこだわりキッチンに 思い出の贅沢檜風呂。段差だらけですが建築家の魔法で快適空間に。密着168日!」 下山さん
筒井紀博
「家具職人が1000万円台で建てる!?お洒落なドリームハウス」 鈴木さん
澤田 淳
「鎌倉の山中に360度ガラスに張りの家」 石井さん
石井秀樹
「仕掛け満載!5人家族の 藤沢アスレチックハウス」 竹澤さん
「狭小なのに明るくて開放的な アイデア満載!都心のドリームハウス」 金子さん
小山貴弘
七島幸之+佐野友美
「最新技術で生まれ変わる 老舗天ぷら屋&一家団欒の家」 渡辺さん
川島 茂
「子供達がのびのびと生活できる家」 望月さん
望月 新
「職人技光るカラクリ屋敷の家」 中瀬さん
「狭小の土地で快適に過ごせる家」 福田さん
小澤数晃
芳地香奈
「明るく安全で頑丈な家」 湯浅さん
長谷川順持
「『崖下に築49年…陽があたらない家』が、まさかの変貌!」 対馬さん
横山浩介
「建築費用9000万円の大豪邸!」 バードさん
「東京都内750万円の土地」 青木さん
奥野公章
齋藤由和
「傾斜28度の自然に溶け込む家」 武藤さん
「敷地面積150坪 壁がない開放的な平屋」 松ヶ谷さん
村田英男
松石直樹・西田智史
「築50年のマンションをリノベーション!」 新倉さん
「坂の上のワケアリ一等地! “段差ハウス”」
和泉直人・天野美紀
井上 玄
「狭小11坪に13のスペースがある家」 谷口さん
中辻正明・中辻雅江
「激安土地に間口2.7mの超極細の家」 足立さん
「家の中に4つの家がある平屋」 葛川さん
矢野雅稔
葛川かおる・鹿田征歳
「3家族5人が集まる都会の狭小地の家」 村嶋さん
三浦慎
「世界初! 日干しレンガで出来た土の家」 高野さん
「世田谷変形地、 長さ12m玄関のギャラリーハウス」 石井さん
山下保博
日比生寛史
「浦安に建つ最狭5坪の家」 寺園さん
「湘南の風と光を取り込む エコで快適な家」
星裕一郎
佐山希人
「鎌倉に建つ海近の家」 デイビースさん
「母屋と離れをつなぐブリッジのある家」 島田さん
藤木隆男
「海が見渡せる大開口リビングの家」 野村さん
下平万里夫
「都内一等地に建つ超狭小5坪の家」 長井さん
「家の中に路地? 弧を描く内壁で明るい家」 風間さん
納谷学&新、アラン・バーデン
「海に臨む高台に建てる絶景眺望の家」 三品さん
「鎌倉の斜面に建つ3世帯の家」 中村さん
山中玄三郎
水口裕之
「8坪、幅2.8mの細長~い家」 本松さん
「螺旋階段で広がる 狭小8坪・10階建て?の家」 島田さん
武政博史
長岡勉・田中正洋・横尾真
「湘南の海を望む 鎌倉山 絶景の家」 ロビンソンさん
甲村健一
「庭を囲んだ現代版寝殿造りの家」 平林さん
根岸俊雄
「鎌倉から都内に通う共働き夫婦が仲良く暮らせる家」 野坂さん
「伝統的工法・手刻み・土壁にこだわる家」 雲田さん
村越正明
日高保
「なぜか部屋が丸い天文台みたいな家」 上田さん
「下町3世代8人家族の大開口吹き抜けLDK採光抜群の家」 韮澤さん
飯塚拓生
「牛乳屋さんの家」 田野倉さん
「8坪1000万円台の家」 岡田さん
細谷功
山口雅子
「とんがり屋根の 天井高7メートルリビングの家」 二村毅さん・智美さん
「柱がほとんどない回廊の家」 平石和男さん・都さん
手塚貴晴・由比夫妻
「古材を使った古き良き日本家屋」 向井珠樹さん・淳子さん 珠里ちゃん・珠光くん
「世田谷の狭小8坪 露天風呂のある家」 田所拓郎・奈美子夫妻
高橋義智
三村大介