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今回の施主は、東京都出身の松澤さんご夫婦。サーフィン歴30年のご主人は、九十九里の中でも特に一宮の海が好きで、着工の3年前から家を借りて毎週末サーフィン三昧。また、カメラが趣味の奥さんは、同じく九十九里の海が好きで写真を撮り楽しんでいました。
そんなご夫婦の夢は一宮に家を建てること。ご主人の勤務地は都内ですが、実は上総一ノ宮駅から東京までは特急で1時間20分という通勤圏内のため、今回、一宮に家を建てることを決意しました。
松澤さんが購入した土地は、海から歩いて5分、上総一ノ宮駅まで歩いて15分という好立地。その敷地はなんと363坪!建ぺい率が60%なので、最大217坪の家が建てられる計算です。
そんな恵まれた条件の土地で、施主自ら浴室やタイルなどを選ぶ、こだわりの家作りが始まります。
果たしてどんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
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広いキッチン |
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奥さん専用スペース |
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各所にタイル仕上げ |
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友人が集まる家 |
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海の近くで快適に暮らせる設備 |
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敷地面積 1200㎡(363坪) 建ぺい率 60% 容積率 200% |
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松澤さんの夢を叶えるのが、周囲の環境や立地を考え、その敷地が持つ魅力を最大限にいかす家を数多く作ってきた建築家・田邉恵一。
田邉の提案したプランは、大きな梁を使い家の中心に柱のない大空間を出現させる、広い土地をいかしたもの。
さらに、開放的でありながら、プライバシーもしっかり確保する工夫も。
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
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着工のち、上棟が始まると、長さ6m50cm、重さ200kgの巨大な材木が搬入されてきました。 その正体は、柱のない大空間を実現するための巨大な梁。 |
9本の登り梁は、4日かけて熟練の職人さんが手斧で加工したものです。 すべて手作業のため、1本1本表情が違います。 |
現場は海が近く潮風が吹くため、勾配の緩い部分の屋根材には、水はけの良いガルバリウムを採用しました。 |
フローリングの床材を加工し、階段にも貼っていきます。 職人さんの細やかな手仕事で、まるで木を削り出して作ったような木目の美しさが実現しました。 |
キッチンには大量の収納が作り付けられました。 これだけあれば何でも片づけられてすっきりとしたキッチンになりそう。 |
色々なところにタイルをたくさん使う松澤邸。 施主自ら選んだメキシコ製の柄タイルがいいアクセントになっています。 |
玄関アプローチには砂岩の石タイルを貼っていきます。 職人さんが、1枚1枚形を作り、組合せを考えながらの作業は一週間におよびました。 そして、いよいよ工事もラストスパートです。 |
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潮風香る一宮に、南国のリゾートホテルのようなドリームハウスが姿を現しました。 |
明るい玄関の先は、23.8畳のインナーテラスが広がります。 |
玄関ホールに設けられたウォークインシューズクローゼットは2.6畳もあり、ベビーカーも楽々収納でき、奥さんも大助かりです。 |
北側のガラス扉の先が室内空間。6mの吹き抜けの大空間が広がります。 窓から見える木々と、薪ストーブの温かい火の灯りはまるで山の中のコテージのよう。 |
リビングの北側には、友人たちが集う家にふさわしく、ゲストルームが作られました。 将来は子ども部屋にも使えそうです。 |
訪れた友人たちが気兼ねしなくてよいようにと、ゲストルームには専用のシャワールームを完備。
奥さんチョイスのタイルが、温かい雰囲気でゲストを迎えます。 |
再びインナーテラスに戻ると… 庭に面した場所にはなんとジェットバス!海から戻ったご主人がそのまま入れる、贅沢なくつろぎスペース。 |
プライベートスペースの2階には、家族がゆっくり入れるお風呂が作られました。 |
家族と仲間が集い、贅沢なくつろぎの時間を過ごせる松澤邸。 ドリームハウスの完成!おめでとうございます。 |
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