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介護で会社を辞める時 ~誰が支える…介護の現場~




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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 10月7日放送 第334回

介護で会社を辞める時
 ~誰が支える…介護の現場~

家族の介護や看護のため、仕事を辞めたり転職を余儀なくされたりした「介護離職者」は、去年秋までの1年間で14万人に上り、過去10年間で最も多くなった。男性の数も増加傾向にあり、約半数は40代から50代の働き盛りだ。高齢化や核家族化の中、介護の負担が働き盛りの雇用を脅かし始めている。こうした中、介護によって貴重な人材を失ってはならないと企業も介護休職制度の充実に乗り出した。だが制度と実際の利用者との認識にはまだギャップがある。
一方、介護を必要とする人の受け入れ施設は深刻な人材不足に喘いでいる。ついに、受け入れ人数を減らして運営する事業者も出てきた。問題解決の即効薬はない。医療崩壊ならぬ「介護崩壊」の危機が迫る中、インドネシアから研修生が来日した。迫り来る超高齢化社会。担い手不足を打開する手はあるのか。


【「仕事を続けられない」…急増する介護離職に歯止めは?】

京都市の芦田豊実さん(59歳)。システムエンジニアとして大手コンピューターメーカーの関連会社に勤務していたが、去年11月、会社を退職した。理由は、若年認知症を患う妻の介護のためだった。夫婦に子供はおらず、介護は芦田さん一人の肩にのしかかっていた。ホームヘルパーなどの助けを借りながら、出張や残業を減らして介護と仕事を両立させていた芦田さんだったが、東京本社への転勤を命じられたことを機に、「仕事か介護か」の選択を迫られることに。両立を模索したが結局、サラリーマン生活に終止符を打った。
一方、貴重な人材の喪失を防ごうと、企業も介護支援制度の充実に乗り出した。IT企業の老舗・日本ユニシスでは、今年6月、介護などのための在宅勤務制を導入した。籾井勝人社長は、「特にIT業界は人材育成が大変。介護のために『はい、さよなら』と辞められるとたまらない。ベテランには働き続けて貰いたい」と事情を語る。在宅勤務制度などの推進を図る担当者が小田村和江さん。彼女自身、母親の介護をする身だ。だが制度の施行から3ヵ月が経っても、介護を目的に在宅勤務をする社員はほとんどいない。「何が問題なのか…」小田村さんらは社内での聞き取り調査に乗り出した。そこで浮かび上がった様々な問題、課題。小田村さんは経営者と利用者側の意識の違いを感じた。どこで折り合いをつけるのか…。ついに社長に直談判をすることになった小田村さん。社内に横たわる意識の差を埋めることはできるのか?


【人が足りない!…追い詰められる介護現場】

一方、高齢者を受け入れる介護業界はいま、深刻な人材不足に陥っている。介護業界の離職率は21.6%(介護労働安定センター調べ)と、全産業平均(16.2%)を大きく上回り、施設の人員基準ギリギリでの運営を強いられている。
横浜にある特別養護老人ホーム「さわやか苑」も、人材不足に苦しむ施設の一つだ。170人の入所者定員に対して法律上必要な職員の数は57人。しかし現在職員は59人しかいない。基準から1人でも欠ければ介護報酬が3割減らされる。危機感は強い。施設の採用担当者は、学校行脚を始めた。介護福祉士を養成する専門学校に行き、就職を依頼する。だが行ってみると壁には他の施設からも求人票が張られていた上、生徒自体が激減していた。27年の歴史を持つさわやか苑。この人材不足をどう乗り越えるのか。
人が辞めてしまう理由の一つに、「仕事のきつさ」がある。8年目の石渡さん(27)は月4回の夜勤をこなすが、「人が少ないために緊張感の中で仕事をしている。」と明かす。夜勤では60人の入所者を2人で見るため、一睡もできない。そんな中、さわやか苑ではある決断をした。インドネシア人研修生の受け入れを決めたのだ。そして9月の敬老祭り。彼女たちが初めてさわやか苑にやってきた。お年寄りと初めて接した彼女ら。日本の介護の担い手となる日は来るのか。





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