2005年6月11日放送

♯36 『町家を楽しむ和風モダンな暮らし

神奈川県逗子市・出島邸


今回は、逗子の緑豊かな高台の住宅地にある出島邸。
白と木目のコントラストが印象的な古民家風の外観。

外壁に使用しているべんがら塗装は、昔からお寺や神社などにも使用され、防腐効果に優れています。

玄関に入ると、足元一面には白い玉砂利が敷かれています。框の桜の木と合わせて、和の雰囲気をかもし出しています。これは、町家の土間を再現したというアイデア。

リビングの横に位置する和室の障子の上には、京都の町家の煤竹にならって、黒竹が2本組み込まれています。ここにも日本の伝統美が光っています。

ローコストに抑える秘訣の一つが「分離発注方式」。住宅販売業者を通さずに直接専門業者に発注をするため、一括発注に比べて、建築費用を大幅にコストダウンすることができます。

通常、火を使用するキッチンは、部屋と一体化する場合、50cm以上の壁が必要と、建築法によって定められています。しかし出島邸の場合はIHにしたことで、ひとつながりの広い空間を実現させています。

建築法も町家にこだわり伝統的な木造軸組工法を採用。そのため、2階の天井には特徴でもある梁が現れています。

木のメンテナンスは、柿渋塗装という防虫防カビ効果のある、塗料を使用しています。年一回行うだけという簡単な作業のため、家族みんなで行っています。

様々な町家の伝統美とアイデアの溢れた出島邸。
懐かしさの中にも、新しさを感じるお宅でした。


■ 設計 : (株)鎌倉設計工房
住所: 横浜市西区平沼1-40-9-1015
電話: 045-312-6604

次回は、『 古民家再生・100年歴史が息づく「和」の暮らし 』です。
お楽しみに。

このページのトップへ戻る