2005年6月18日放送

♯37 『古民家再生・100年歴史が息づく「和」の暮らし』

京都府・玉置邸


今回は、古都・京都にお住まいの玉置邸。
築100年以上の古民家をリフォームしたお宅。
古き良きモノを残しながら現代の建築技術を注ぎ込んだ古民家再生術をご紹介します。

玉置さんのお宅は、京都に今も数多く残る「町家」と呼ばれる伝統住宅。格子の間口を持ち、奥に長い敷地が大きな特徴です。

間口の格子戸は可動式で壁に収納できる全開タイプ。本来、片側しか開かない町家の構造に現代風アレンジを加え、石畳のスペースも無駄なく利用しています。

玄関を入ると、目に飛び込んでくるのは高さ6mもの吹き抜け。玉置邸は「おくどさん」と呼ばれる台所を取り除き、玄関スペースとしてリフォームしました。

2階に上がると、懐かしい雰囲気をかもし出すリビングが。
間接照明で柱の影を壁に映し出し、奥行きをあたえ、立体感を出す演出が施されています。

リビングの横にはロフトに上がるための箱階段があります。
これは広い収納スペースの取ることができなかった町家が、場所を無駄にしない活用術として考えた昔ながらのアイデアです。

リビングを奥に進むと現れるのがキッチン。
1階にから2階に移した事により、光が入る明るいキッチンに仕上げることができました。

キッチンの向かい側には障子で仕切られた和室の空間。
天井が高く、冬は寒い町家の住居。そこで室温確保の為、天井に障子を設置するという驚きのアイデアを取り入れています。明るさを犠牲にすることなく暖かさも手に入れました。

本日のおもてなしは様々な旬の野菜を使った京料理。
地元の人が通う京の味を堪能しました。
100年以上の歴史を持つ家屋に取り入れられたのは、新しさと古さの融合。玉置さんが目指した完成形がここにありました。


■ 設計・監理 : 京都和風建築事務所 阪本弘+赤松信広
住所: 京都市上京区猪熊通り上立売下がる藤木町786
電話: 075-432-2808

■ 南禅寺 しいや
住所: 京都市左京区南禅寺草川町七三
電話: 075-771-7459


次回は、『自由が丘・14坪で快適空間のある暮らし』です。
お楽しみに。

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