2005年7月23日放送

♯42『古民家再生 リゾートの暮らし』
長野県松本市・中嶌邸


今回から3週連続でご紹介する、夏の特集、リゾート地にある家。
その第1回目は、約100年の古民家を見事に再生させた
中嶌邸のお宅。古の時を刻んできた家に現代建築を融合させた、
その極意をご紹介します。

まずは玄関。
入ってすぐに土間が広がり、
そのスペースはまさに旅館をイメージさせます。
そして敷居を上がると、奥様が希望した花の飾りスペースがあり、
照明が当てられ、センス溢れる空間に仕上がっています。

玄関の先のダイニング。
天井を見上げると、見事な光沢のある梁がとびこんできます。
幾つにも交差された大きな梁は、
昔の建築様式を肌で感じることができます。

ダイニングの横に位置する畳のリビングスペースには、
薪ストーブが設置されています。
インテリアとしても人気が高く、家とマッチしている薪ストーブ。
天井が高く、広い家の中も十分に温めてくれます。

続いてリビング横の障子を開けると、
まるでタイムスリップしたような古の時が流れる二間の和室。
ここは再生前の間取りを何一つ変えていません。
昔のものに少し手を加えることで、
現代でも十分通用する憩いのスペースとして、蘇ったのです。

玄関の隣には、引き戸で隠されていたキッチンがありました。
古民家の風情から一転、白のシステムキッチンが一際目立つ、
この空間。「古」と「新」の相反する仕上がりが、
中嶌邸ならでは演出となっています。

2階へあがり、夫妻の寝室へ。
ここにはフューム管という鉄製の筒が上下へと伸びています。
これは薪ストーブで温められた空気を取り込み、
1階の床下へ排出し循環させるというシステム。
これにより信州の厳しい冬でも、
部屋内は一定で温かな室温を保ってくれると言います。

日本古来の知恵があふれる家を、現代の暮らしに蘇らせ、
見事に融合させた中嶌さんのお宅。
また、この家から新たな歴史が刻まれていくことでしょう。


■ 設計・監理・企画 :株式会社 倉橋英太郎建築設計事務所
住所: 長野県松本市野溝木工1−1−30
電話: 0263−26−6765


次回は、リゾート特集第2弾
『憧れを実現したリゾート暮らし』です。お楽しみに。


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