2005年12月17日放送

#63『世代を超えて住み続けられる家』
埼玉県さいたま市・藤井邸


今回は、世代を超えて住み続けられる家、藤井邸。 周囲の環境が変わっても快適な暮らしを損なわない、目からウロコの工夫を ご紹介します。

まず、玄関を入ると正面には中庭が。 藤井邸はこの中庭を中心とした、周りを取り囲む回遊型の間取りを採用。

続いては和室。 座って落ち着けるようあえて天井を低くしたご主人ですが、そこには もう1つの驚きが隠されていました。なんと障子を閉めると壁に描かれた 竹林が現れます。障子を閉めてもなお空間を楽しむという心憎い演出です。

続いてリビング。 壁に使用している漆喰には、藁が混ぜられています。これは壁の強度を 上げるつなぎの役目の他に、高い調湿効果を持っています。1年を通して 快適な環境を作り上げてくれるのです。


■ 極意ナビPlus

長く住み続けることのできる家づくりの最大の秘密は、この中庭。 これこそが今回の極意。 周囲の家が高いつくりになっても、変わらぬ採光と通風を確保できる位置に 中庭を設計。そして、この中庭を通して、家族の気配が程よい距離で感じられる事が末永く暮らせる秘訣なのです。

(1) 周囲の環境が変化しても途絶えることのない光と風
(2) 程良い距離感で家族が集まれる空間をつくる

続いてはちょっと変わった形をしたキッチンへ。 キッチンカウンターにライトを設置している為、夜に灯すと瞬く間に バーに変身。機能性だけではなく、ゆとりをも盛り込んだ空間です。

続いては、第二のリビングともいえる2階のバルコニー。 藤井家は、至るところから借景を楽しむことが出来ます。季節の美しさに 会話も弾みそうです。

中庭を設ける事で、家族の距離感を保ち、家族をつなげる場を実現した 藤井邸。そこには、時を越えても変わらない空間がありました。


■ 施工:株式会社こもだ建総
埼玉県さいたま市見沼区御蔵797−2
TEL 048−684−8888


次回の住まいの極意は、
『イラストレーター こぐれひでこ邸』です。
お楽しみに!


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