2006年1月14日放送

#66『階段がシンボルのレトロな家』
東京都江戸川区・中川邸


今回は、限られた空間で好きなものと一緒に暮らすことを第一に考えた家、中川邸。そして、今回の極意は階段にありました!機能性だけではない様々な役割を担っているという、その極意をご紹介します。

まず、玄関扉を開けると…すぐそこに広がるのがなんとシアタールーム!中川邸には玄関スペースがありません!
「住みやすければ、あえて玄関を作らなくても」という考えから、この大胆な間取りが完成しました。

続いてシアタールームの奥にあるダイニングキッチン。
奥様自らデザインされた一際目立つ大きなダイニングテーブルには、IHクッキングヒーターが一体となっています。また、収納も食器の大きさに合わせサイズを決定。機能性とデザイン性の高いステキな空間になっています。

レトロ感漂う中川邸。
特に奥様が大好きで集めているのが、なんともいえない青色が印象的な「印判(いんばん)」という希少アンティーク食器。センス溢れるステキな小物が多く、中川邸の住まいに色を添えています。


■ 極意ナビPlus

続いては2階へ。部屋の中心に位置する木造の階段に誰もが驚きます。今回の極意は、空間と家族をつなぐこの階段。
上へと広がる遠景の空間を利用し、ワンフロアーのスペースを仕切ることで奥行き感を出すという役割を担っています。

(1) 上に向かっていく垂直方向の広さを利用
(2) 間仕切りとして利用し奥行きを演出

続いては2階にある奥様のアトリエへ。
インターネットで探した、レトロな家具。自らが描いたイラスト。
昭和時代の布人形など、奥様のもつ世界観が広がっています。
家のもつ世界観の原点は、奥様のコレクションに隠されていたのです。

2階から更に階段を上がりロフトスペースへ。
ここはご主人の書斎スペース。家全体を見下ろす事ができ、眺めは抜群。
さらに座卓に座れば、目線と同じ高さにシャンデリアの明かりが優しく灯り、心憎い演出です。

暮しを第一に考えた階段の様々な機能と、奥様のセンス溢れるレトロな空間。夫妻が共につくりあげた住まいが、そこにはありました。


■ 設計・監理・施工:株式会社 杉坂建築事務所
東京都世田谷区若林1−22−6
п@03−3414−8141


次回は、『大都会・摩天楼(まてんろう)の見える家』です。 お楽しみに。


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