2006年2月11日放送

#70『変形地を活かした見晴らしの良い家』
神奈川県川崎市・中垣邸


今回は、変形地という土地を最大限、効果的に活用したお宅、中垣邸。
様々なデメリットをメリットへと変えた秀逸なアイデアをご紹介します。

まずは、エントランス。
いきなり現れたのは1メートルもある土地の高低差を逆手にとった
オシャレなスキップフロア。ガラス越しに開放的な庭が広がります。

続いては、スキップフロアの先にあるスタジオスペース。
こちらの壁は、音響効果も考え、一枚一枚自分達で貼った廃材で
仕上げられています。友人達の協力もあって、
ローコストに貢献した「快適な場所」が出来上がりました。

スタジオのお隣は洗面・浴室スペース。
実は浴室の扉には、屋外用のサッシを使用しています。
これにより浴室用の全面ガラス扉の約1/10という
コストダウンになったそうです。

続いて2階のリビングダイニングキッチンへ。
「へ」の字型の変形した土地でも、
開放的な全面窓からは外の桜並木が一望できます。
手に入れたい物を第一に考え、
デメリットをメリットに変える事ができる土地を選ぶ。
それこそが後悔しない土地選びの極意なのです。

極意★見晴らしを考えた土地選び

ご夫妻は、今回家を建てるにあたり、
遠方にいる設計士とブログを通じてやり取りされたそうです。
当初は記念にと書いていた建築日記だったそうですが、
どこにいても建築途中の様子が見られるという点から、
設計士とのやり取りの場に。まさに一石二鳥の秀逸なアイデアです。

高低差1メートルもある極度の変形地がメリットとなり生まれた
もう一つのスペースが、こちらのトイレ。
そして、その上には隠れ家的なロフトを設けました。
黒い素材を用いた事で、空間のアクセントとなり、
ダイニング周辺をさらに広く見せる効果を発揮しています。

変形地というデメリットを、憧れていた「眺望の良い家」へと見事に
変身させた中垣邸。そこには、多くの友人とご夫妻の笑い声が、
たえず溢れていました。


■ 設計・監理:矢作昌生建築設計事務所
(東京事務所)
東京都渋谷区代々木4-17-3 スペース西新宿302   
TEL 03-5302-1545

(福岡事務所)
福岡県北九州市小倉北区下富野2-8-7
TEL 093-531-8485


次回は「大自然に囲まれた和みの家」です。お楽しみに!


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