インタビュー

櫛橋伊定役 あおい輝彦さん

「大きな時代の動きに翻弄されながら、父親としての優しい顔を持つ人物です。」

これまで数多くの時代劇に出演している、あおい輝彦さん。そんなあおいさんが演じるのは、黒田官兵衛の妻・光の実父である櫛橋伊佐。戦乱の世で、誰の傘下に入るのかは、男達にとっての運命の選択とも言えます。大きな流れの中で、運命に巻き込まれた2人の娘を思う伊佐。その胸中と時代劇の魅力を、あおいさんに伺いました。

あおいさん演じる櫛橋伊佐は、どのような人物ですか。

毛利の勢力が及ぶ播磨で暮らしている、とてもかわいい娘がいる父親の役なんですが、姉を毛利方の赤松政範に嫁がせ、妹を黒田官兵衛に嫁がせたんです。すると、官兵衛が織田信長についてしまった。ということは、いずれ娘達は敵同士になって、必ずどちらかが殺されてしまうことになるんですね。家族を愛し、守り続けた平和な家庭を、戦国の時代に壊されてしまう。大きな時代の動きに翻弄されながら、父親としての優しい顔を持つ人物です。
2007年に放送された新春ワイド時代劇の『忠臣蔵 瑤泉院の陰謀』でも、瑤泉院の父親の役だったんですが、僕も歳を取ったんでしょうね。

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時代の動きに翻弄される家族の姿というのは、
時代劇だからこそ描ける、深みのあるテーマですね。

現代劇なら「そんなことはしないよ」と言われることもあるでしょうけど、時代劇は現代劇ほどリアリズムを求められませんから、誇張できるという強みはありますね。一つの要素だけを浮き彫りにしても、違和感なく観ることができるという。

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今回の作品は、軍の参謀である黒田官兵衛と竹中半兵衛を中心に描いた作品ですが、もし、どちらかを選択するとすれば、参謀になりたいですか?
それとも参謀がほしいですか?

『水戸黄門』のときは参謀だったよね(笑)。参謀は、乗っかっているだけじゃないから面白いですね。自分から能動的に動いたり、また、守ったりしますからね。

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