インタビュー

黒田宗円(職隆)役 橋爪 功さん

「シークエンスが終わったあとで、「橋爪さんも、なかなか……」という感じになればいいと思っています(笑)。」

出番に向けて、橋爪功さん始め、多くの出演者がメイク室で準備をしている中、お時間をいただいてのインタビュー。橋爪さんならではの独特の言い回しで、周囲のスタッフや共演者を楽しませてくれました。映像で臨場感をお届けできないのが、とても残念! 自然体で和ませてくれる橋爪さんのインタビューを、ご堪能ください!!

黒田宗円は、どのような人物ですか。

官兵衛は真っ直ぐに突っ走る男ですから、結果的に幽閉されてしまって、黒田家そのものがピンチに陥るんです。息子だけでなく孫の命もかかっているので、冷静になるわけにはいかないんでしょうけど、とりあえずは冷静に「家を守る」ということに心を砕く親父ですね。後々、いろんな意味で黒田家そのものは生き延びていくんですけど、そういうことをいろいろ図りながら、官兵衛を見守っているという感じですかね。

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官兵衛の異父兄である源蔵も、このドラマでは重要な役を担っていて、そうした意味でも、2人の父親である宗円というのは面白い役どころだと思うのですが。

ドラマの筋そのものが、非常にダイナミックですしね。前編も後編も弛(たる)みなく動いていきますので、そういう意味で、他の登場人物が動いていますから、宗円に関しては、親父の情熱とか、いろいろな感情を自分で持ち出してやると話がややこしくなっちゃうので、あまり邪魔しないようにと思ってます。お客さんの想像力に任せて、「この親父って何を考えてるんだ」とか「大変だな」とか、いろいろなことを感じてくだされば、それでとりあえずはお役目がごめんという感じですかね(笑)。シークエンスが終わったあとで、「橋爪さんも、なかなか……」という感じになればいいと思っています(笑)。

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高橋さんの印象はいかがですか。

とてもはりきっておられますね。かなり力を入れてやっていらっしゃるし、面白いと思います。撮影では、僕は官兵衛にしか会わないので、半兵衛がどんな感じかわからないんですけれども、そういう意味では出来上がりを楽しみにしています。

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今回の作品は、軍の参謀である黒田官兵衛と竹中半兵衛を中心に描いた作品ですが、もし、どちらかを選択するとすれば、参謀になりたいですか?
それとも参謀がほしいですか?

別にどっちも魅力を感じないです(笑)。無責任に生きていたいほうなんで(笑)。何かしなくちゃいけないとか、そういう立場には決してなるまいぞ…と思って生きてきましたので、これから先もないと思います(笑)。
ただ、前は真田幸隆という役を演ったんですけど、その人も、自分達が生き延びるために、自分達の家を守るために、生き延びる方策をいろいろやるんですが、そういう役は来ますよね。直接的に天下を動かすという役は来ないです。今回の宗円もそうですが、翻弄されながら、せこい工夫をする(笑)。ですから、参謀というか、そういう役が多いですし、自分にも合ってますよね。

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「新春ワイド時代劇」は、お正月の2日に、毎年必ず視聴者の皆さんに時代劇をお届けしていますが、テレビで観ることのできる時代劇が少なくなっていることについては、どう思われますか?

僕ね、時代劇はやりたくないんですよ(笑)。髪の毛は抜けるし、メイクに時間はかかるしね。(との橋爪さんの発言をうけ、周囲のスタッフ&共演者も大爆笑)

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それに、衣装も暑いですしね(笑)。

暑い! 大変! だからなるべく自分がやらないようにしてるんですけど(笑)。
だけど、京都であれば松竹や東映といった撮影所が残っているじゃないですか。撮影所には長い歴史があって、撮影所の良さみたいなものがありますから、順調に残ってほしいですよね。技術を持った人達がいなくなっちゃうと、取り返しつかないから。そういう意味では、時代劇も一つの大きな要素だと思います。一度辞めて、また新たにやろうとすると、時代劇の技術を持った手練というのは、また何十年もかからないと出てこないしね。だから、本当に撮影所は残ってほしい。ただ自分は、その傍で見守っているというか…。なるべく参加しないように、という感じですね(笑)。

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