インタビュー

織田信長役 加藤雅也さん

「これまでとは違った織田信長の表情が出ていると思います。」

「役者としてやってみたいのは、イメージ的に自分がキャスティングに乗らないような役」と飽く無きまでの向上心を持つ、加藤雅也さん。その一方で、衣装を身に纏うだけで、織田信長の代名詞でもある「カリスマ」を表現できるのも、加藤さんの魅力。今回、「作品のイメージを壊さずして挑戦した」と加藤さんが話す、織田信長の新たなる一面とは…。

織田信長を演じるお気持ちというのは?

僕はいつも、演じる以上は、人とは何か違う特長を出したいと思っているんですが、信長は皆さんが持つイメージがあって、それを大きく崩してしまうと、信長ファンの方にとっては「それは違うだろう」ということになりますよね。
例えば、話し方にしてもカリスマ的なイメージがあって、気の弱い感じのしゃべり方はしないだろうと思うんです。
信長が主役の作品であれば、新しいイメージを構築することもできますが、今回の作品では、ある意味、象徴的に信長が出てくるので、このドラマの中での彼の存在は、いかにインパクトを残していくかということだと思います。
信長はいろいろな方が演じられているだけに、「人とは違うように演りたいな」と思いつつも、この作品ではイメージ通りの芝居になってしまうのかなという気がしますね。

ただ、明智光秀に対することでの解釈で、光秀をいじめたというふうに思われていますが、たとえいじめたとしても、嫌いでいじめたのか、伸ばしたいからいじめたのかという解釈の違いというのは、信長というイメージを壊さずしてできるのではないかと思いました。
どくろで酒を飲めと言ったのも、「最初に飲めることは名誉なことだ、一番いいことだ」と思ったからこそ言ったのに、光秀が飲まないから怒る。
領土を取り上げるのも、「これから行くところで大きくやれ、そっちのほうが光秀にとっていい」と信長は思ったのに、光秀はいじめられていると取る。
もし、いじめているのであれば、信長は光秀が必ず仕返しに来ると思って警戒するはずだと思うんです。
でも、本能寺では警戒していないんですよね。明智光秀に意地悪をしていたわけではなく、期待を寄せてかわいがっていたが故のことだという解釈で演じていますので、これまでとは違った信長の表情が出ていると思います。
限られた中ですけれども、物事の解釈の違いにチャレンジして楽しんでいます。

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参謀の魅力は、何だと思いますか。

僕は、参謀にはとても興味があります。
政治家でもなんでも、すごい人が参謀に付いている人が成功していますから。表に出る人には出る人としての特別な要素があって、けど、その人には何かが欠けているんだと思うんですよね。参謀になる人は、その欠けてる部分を補えるわけです。
そうした存在になれるというのは、参謀自身にとって快感なんじゃないかな。表に出るということは、それなりに自由もないし、いろんなことを「しなければならない」と思うんですが、参謀は、わりと自由にやれているというところも魅力的ですね。

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視聴者の方に、一言メッセージをお願いします。

今回の作品は、豊臣秀吉の視点で描かれているので、信長は悪の象徴という感じになっています。
信長の暴君的な面が色濃く出ているので、どんな感じで信長が出てくるのかを楽しみにして観ていただければ思います。

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