インタビュー

黒田官兵衛役 高橋克典さん

9月初旬にクランクインされて約一ヶ月半がすぎ、撮影も残すところ三週間ほどとなりましたが、今の率直な気持ちは?

初時代劇で、色々なことがようやく自分の体の中に入ってきた感じがしています。鬘もかなり馴染んできました。僕らの世代の人間が演じる、今の時代劇というものを模索しながら日々チャレンジしています。
最近、様々なタイプの時代劇がありますが、この作品は、上の世代も下の世代も、そして同世代も見られるテイストを目指して撮影に臨んでいます。
甲冑、戦、そして、心のど真ん中のテーマである半兵衛との出会い、さらには秀吉との出会い…。
このように段階を経て官兵衛の気持ちが変わっていくんですが、その時に家族とどういたか、素顔の官兵衛はどうだったのか?というのを僕自身、とても楽しみにしています。

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官兵衛を演じるうえでこだわった部分、
映像を通して強く表現したいと思った部分は?

黒田官兵衛は秀吉まわりではいろいろな作品に出てくる人物ですが、今回初めてそこにスポットライトが当たっているんです。
軍師って、一歩引いた存在のはずですが、スポットライトが当たっている分、みなさんがイメージしている人物像より強めに演じています。若い頃は出世欲が強く、半兵衛と出会うまでは調子づいていた部分があり、有岡城に幽閉されるまではかなりやんちゃに、明るく跳ねた感じで作っています。
(有岡城から)出てきてからは、重心を落として、冷静な目を持って尽くす姿を表現できるように切り替えています。
官兵衛にとって半兵衛との出会いは本当に大きいんです。利益だけが目的ではない、天下掌握が目的ではない。その後、どうやったら人が幸せになれる政治ができるのか…。
いつの時代も人間が挑戦し続けていく普遍的なテーマを遂行していこう!というように気持ちが変化していくんです。一人の男の人生を通して、その時々のタイミングで変わっていくという官兵衛のキャラクターが本当に面白いです。

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山本耕史さんと共演された感想は?

素晴らしいマゲメン!
女性には、タイプを超えて痺れる美しさ。そして何より、本当に素晴らしい役者さんだと思います。
あの美しい容姿をもってして、きっちりぶれることなく、明確なビジョンがある人物、僕が憧れる続ける半兵衛という人物を、見事に演じてくださいました。

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西田敏行さんと共演された感想は?

自由自在に演じられていて、本当に素晴らしいですよね。横綱ですね(笑)
今回、本当にお世話になりました。
西田さんのレベルまでいったら、芝居が楽しくて仕方ないだろうな、と思います。
自分が出演していないシーンでも、西田さんの芝居を見ながら勉強させていただいています。

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高橋さんが感じる時代劇の魅力、また、現代劇にはない時代劇の良さとは?

扮装して撮影現場に入ると、その時代にタイムスリップできるような感覚を持てることがまず楽しいです。
男気や仁義というものが明確に表現できるという点、そして、人間って時を超えてもあまり変わったことはやっていないんだなという発見に、感慨深いものを感じます。
僕が視聴者として見たときに、何とも言えない安心感がある一方で、変わっていきつつある時代劇の面白さがこの作品にはあると思います。
今回僕もかなり色々な工夫を凝らして演じていて、賛否両論あるとは思いますが、必ず腑に落ちる部分はあるはずですし、逆に「え?そんなことするんだ」っていうこともあります。
色々なことを言い合いながら見ていただけたら面白いと思います!

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有岡城の地下牢に幽閉されるシーンの撮影は、
肉体的にも精神的にも大変だったのでは?

きつかったです…。
資料によると一年間閉じ込められたとなっていますが、僕は3日間の撮影でも腰が痛くなりましたからね(笑)精神的にもそうとう疲れました。
クランクインしてわりと早い段階で撮影したのですが、このシーン取り終えたらしばらく魂が抜けたような状態になりました。

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赤羽監督が指揮を執る撮影現場の雰囲気はいかがですか?

赤羽監督も時代劇が初めてですが、京都のスタッフとのコラボレーションはとても興味深いものがあります。
時代劇の昔からの作り方と、新たな試み、東西入り混じってのものづくりというのがひじょうに面白いですね。
時代劇の“既成概念”というもののバランスがうまく散りばめられているものになると思います。

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放送を楽しみにしている視聴者に向けてひとこと!

7時間、どこを切り取って見ていただいても魅力のあるドラマに仕上がっていると思います。
ぜひ1月2日、楽しみにしていてください。
今年はぜひ!ご覧ください!

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